和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

実務者研修者、介護福祉士の方に必見!サービス提供責任者の訪問介護事業所での基本的業務。

株式会社こうのとりの河野です。現在、介護の学校を開校する為に勉強している講師としてまだまだ未熟なものです。それと同時に大阪府和泉市(南大阪)にあるこうのとり訪問介護という訪問介護の事業所で管理者も兼任しています。

私は、長い間介護関連の仕事をしてきました。介護施設やデイサービス、訪問介護やソーシャルワーカーとして働いてきました。そして、最終的には訪問介護という職種に落ち着きました。

訪問介護の管理者やサービス提供責任者というのは業務に差支えがないように現場を回らなければならないという前提のもとに行政のほうから位置付けられています。

訪問介護でいう現場というのは、利用者様宅に訪問しその利用者様が生活することに対し必要な援助を行うことを指します。

基本、管理者やサービス提供責任者の現場は少なくし事務作業を行わなければなりません。また、普段、現場を回ってくれているほかのスタッフさんが休んで急遽行けなくなった時の補助の要因としての役割であると行政側で位置づけられます。

私は介護の仕事をして12年になります。たくさんの事業所で働いてきました。働く事業所によっては業務も若干違うことはありますが大体のこと事務処理や管理者、サービス提供責任者の位置づけは共通しています。

これから訪問介護でサービス提供責任者として働く方の参考になれればと思い、このようなテーマを取り上げました。

それでは本題に入りましょう。

目次

・実務者研修の資格を取得するメリット

・訪問介護でのサービス提供責任者の業務

・最後に

実務者研修の資格を取得するメリット

実務者研修の資格を取得すればこのようなメリットがあります。

実務者研修を取得するメリット①

国家資格である介護福祉士の受験資格を取得することができます。介護福祉士の受験資格は、実務者研修を持っていることと介護関連の現場3年という実務経験が必要になっています。3年といっても3年間で540日以上勤務していなければならないという要件もあります。

実務者研修を取得するメリット②

医療的ケアが必須科目になり、たん吸引や経管栄養を行うことが可能になります。実務者研修には看護師が授業をする医療的ケアがあります。介護福祉士の資格を持っていても、この医療的ケアの研修を受けていないものは、たん吸引や経管栄養を行うことができません。

実務者研修を取得するメリット③

サービス提供責任者という職に就けるようになります。サービス提供責任者とは、ケアマネージャーから送られてきたケアプランをもとに介護計画書を作成できるようになります。計画書には、利用者様が生活するうえでの目標(長期目標、短期目標)を設定し、その目標をかなえるための訪問介護としてのサービス内容や計画を明記しなければなりません。

☞それではサービス提供責任者の業務内容の説明になります。

訪問介護でのサービス提供責任者の業務内容

相談業務

サービス提供責任者は、相談業務も必要になってきます。その時にしっかりと制度や知識、その他社会資源を把握し、利用者様の望むべき生活に少しでも力になれることがあります。また、同じ事業所で働くスタッフに対して相談に乗って知識や技術や経験をもとに解決に導くことも業務の一つです。

契約

まずサービスを提供するにあたり新規利用者様からの申し込みに対する契約があります。

その際に計画に必要なアセスメントもサービス提供責任者の仕事になってきます。

また、契約書の中身は、難しく書いている文章があるのでそれをかみ砕いて、利用者さんに説明しなければしっかりと理解してもらう必要があります。契約は、サービスの利用開始において大事な過程の一つです。料金に関しては特に注意が必要です。しっかりと経験ある先輩と契約の説明の実技練習を行い、自分自身で事前にわからないところをリストアップし、聞かれても説明できるようにしておく必要があります。

サービス担当者会議

サービス担当者会議の参加もサービス提供責任者の仕事です。利用者様に係る事業所が集まり、その利用者様のニーズについて、専門知識を持った事業所や関係機関同士で話し合う会議です。利用者様の体調変化、サービス内容の変更や追加、保険者証の更新や区分変更時に行われます。

技術指導

ヘルパーさんに対しての技術指導もしなければなりません。ともに現場に同行し技術指導を行うといった重要な仕事です。新規の方と契約し、その利用者様のニーズに対して、自宅で行うサービスの手順の資料(介護計画書や手順書)を作ります。それをもとに現場でサービスを行うヘルパーさんに引き継ぐといったものになります。

これらは基本的業務であり、ヘルパーさんの悩み相談や話しを聞くのも仕事の一つです。

私が勤めている訪問介護では、登録ヘルパーさんとは顔を合わす機会が少ない業種です。普段のコミュニケーションは情報交換や信頼関係といった点からもとても大事なことです。

その他にも、事業所によっては、営業を行うところもあります。他事業所や行政とのつながりを作り仕事を取得してくることも業務の一つです。

最後に

私個人的な意見になりますが、介護の仕事は現場が大事です。その中には「喜び」「やりがい」といったものが詰まっています。しかし、それ以上に書類が大変です。必要以上に膨大な書類を作成しなければならないのです。行政からの監査で指導を受けない為なので仕方ないことだと思います。書類不備により行政から事業所に対しての返金命令といった話もよく聞く話です。

そのような書類作成を行うことができるサービス提供責任者の仕事は重要な責任のある仕事です。やりがいや勉強になることもあります。皆さん!実務者研修を取ってサービス提供責任者としてともに介護業界を盛り上げていければと思います。

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