和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和3年度ケアマネージャー試験をケアマネ資格取得者が説明していきます!レッスン12【介護支援分野編〜介護支援専門員〜】

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます河野つなきです。今回も引き続きケアマネジャー試験の介護支援分野について出題されやすい傾向にあるポイントについて解説していきます。今回は「介護支援専門員」についての位置づけや業務や理念等についてまとめていきますね。それでは一緒にケアマネ試験に向けて共に勉強していきましょう。

※ここではケアマネージャーのことを正式名称である「介護支援専門員」とします。

目次

・介護支援専門員(ケアマネージャー)とは

・介護支援専門員を取得するまでの流れ

・介護支援専門員の資格の交付と有効期間の更新について

・介護支援専門員として義務

・介護支援専門員の基本原理と理念

まとめ、感想

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは

介護支援専門員(ケアマネージャー)とは、介護支援専門員証の交付を受けた者をいいます。介護支援専門員の業務とは利用者から相談をいただき、利用者がその心身の状況等に応じ適切なサービスを利用できるよう調整します。市町村やサービス提供事業者等の間に入り連絡調整などを行うことが業務であり、利用者が自立した日常生活を営む上で必要な援助に関する専門的な知識や技術を有する者です

登録に関しては都道府県知事が介護支援専門員資格登録簿に対象の方の基本情報を登録します。また氏名や住所に変更がある場合は遅れることなくその旨を都道府県知事に届なければなりません。

介護支援専門員を取得するまでの流れ

介護支援専門員の資格を取得するには決められた要件があります。資格取得するまでの流れは下記の通りです。

①厚生労働省令で定める一定の実務経験満たす。

都道府県知事が行う介護支援専門員実務研修受験試験に合格する。

③介護支援専門員実務研修の課程を修了する。

④都道府県知事の登録を受ける。

都道府県知事に対して介護支援専門員証の交付を申請し介護専門員証の交付をうける。

上記が資格取得までの流れになります。また資格要件を詳しく載せたページを下記に載せておきますので参考にしてくださいね。

【ケアマネ資格要件に関して】

介護支援専門員の資格の交付と有効期間の更新について

介護支援専門員員証の交付は都道府県知事に対して申請ができます。また更新しなければならない期間があり有効期間は原則5年とされています。

また介護支援専門員は他の都道府県に移転したときは、その介護支援専門員証の効力を失うため移転先の都道府県知事に申する必要があります。

※更新をする際には更新研修が義務付けられています。更新研修は、都道府県知事又はその指定する機関がおこないます。

介護支援専門員として義務

介護支援専門員歳の君は以下の7つになります。

①公正、誠実な業務遂行義務

②基準遵守義務

③資質向上努力義務

④介護支援専門員証の不正使用の禁止

⑤名義貸しの禁止

⑥信用失墜行為の禁止

⑦秘密保持義務

上記の7つ義務とされているので覚えておく必要があります。。

介護支援専門員の基本原理と理念

【自立支援の視点】

介護支援専門員は、利用者が自立した日常生活を営むことができるようになるための支援を行う専門職として位置づけられています。

【ストレングスとエンパワメント】

介護支援専門員が行う自立支援を目指したケアマネジメントは、これらのストレングスに関する情報を得て、どのように活かせばその人らしい生活」が継続できるようになるのかと考えることが重要です。

※ストレングスとは、直訳すると「力、勢い、強さ」といいます。高齢者ケアの場合はその人の長所や強みです。また補足として覚えておいてほしいのは、エンパワーメントです。エンパワメントとは、本来持っているはずの力を引き出すように支援すること。

【権利擁護】

自己の権利を証明することが困難な寝たきりの高齢者や、認知症の高齢者。また、障害者等により自分の意思を主張できない方の権利を行使することができるように支援したり、その人の立場に立って代弁したりすることです。

※代弁することを「アドボカシー」といいます。

【人権尊重】

すべての人が個人として尊重され命を守り自由や幸福を求める権利があります。

【主体性の尊重】

利用者が有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう支援する役割があります。(自己決定)

【公正中立】

公平性を意識し、決して自分の好みなどに左右されずに誰に対しても同じように支援すること。

【社会的責任】

相談援助の専門職として専門性の向上に向けた自己研鑽を続けていく社会的責任があります。

【個人情報の保護】

介護支援専門員には守秘義務が課されています。個人情報の取り扱いには利用者本人や家族に説明し同意を書面で得ることが大事です。

まとめ、感想

公開の投稿でまとめた基本理念に関してですが、「介護支援専門員の基本理念」以外にも「介護保険制度の基本理念」が別にあります。介護保険制度の基本理念とは「自己決定の尊重」「生活の継続性」「自立支援」になります。この介護支援専門員の分野では実際、介護支援専門員になってからも必要な知識になります。介護支援専門員の効力にも期間があり取得すれば更新が必要な資格なります。制度が変わる中、日々勉強が必要な職種です。資格取得を目指し、そしてケアマネージャーとして利用者様に適切なサービスを提供できるよう、たくさんの知識を学んでいく必要がありますね。

引き続きケアマネ試験に向かって頑張っていきましょう。それではお疲れさまでした。

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