和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン31「介護の基本〜介護サービス種別(後半)〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野綱希です。今回は介護福祉士の試験範囲の中にある介護の基本」から介護保険が適用されるサービス種別について説明していきたいと思います。今回の投稿は介護福祉士の試験範囲の中でも盛りだくさんの内容になりますので「前半」と「後半」に分けて投稿していきます。今回の投稿は「後半」になります。

「前半」は下記のページになりますのでこちらも参考にし試験勉強に励んでいただけたらと思います。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン30「介護の基本〜介護サービス種別(前半)〜」≫

目次

・地域密着型サービスの種別について

・地域密着サービス事業者の特徴について

・ユニットケアについて

・まとめ、感想

地域密着型サービスの種別について

地域密着型サービスは、2005年(平成17年)の介護保険法改正で創設された市町村が主体となるサービスです。それではその種別についてまとめていきます。

【定期巡回・随時対応型訪問介護看護】

重度者を始めとした要介護高齢者に対し、日中、夜間を通じて訪問介護と訪問看護が連携しながら、短時間の定期巡回型訪問と随時の対応を行います。

1つの事業所で訪問介護と訪問看護のサービスを一塊に提供する介護・看護一体型」

訪問介護、訪問看護を行う事業所が別になり、互いに連携したサービスを提供する「介護・看護連携型」の2種類があります。

【小規模多機能型居宅介護】

要介護者に対して、居宅又はサービスの拠点において、家庭的な環境と地域住民との交流のもとで、入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行います。

【夜間対応型訪問介護】

居宅の要介護者に対して、夜間の定期的な巡回訪問や通報により居宅を訪問し、排泄の介護、日常生活での緊急時の対応を行います。

夜間帯に訪問介護員が定期的に訪問し排泄介助や安否確認を行う定期巡回」。緊急時の通報により、緊急時の対応を行う「随時対応」の2種類があります。

【地域密着型通所介護】

居宅の要介護者に対し、小規模の老人デイサービスセンター等において、入浴、排泄、食事等の介護、日常生活上の世話及び機能訓練を行います。

【認知症対応型通所介護】

居宅の認知症要介護者に、特別養護老人ホームまたは老人デイサービスセンターにおいて、介護職員、看護職員等が入浴、排泄、食事等の介護、その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行います。

【認知症対応型共同生活介護(グループホーム)】

認知症の要介護者に対し、住居において共同生活を営む、家庭的な環境と地域住民の交流のもとで、入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行います。

【地域密着型特定施設入居者生活介護】

入所、入居を要する要介護者に対し、小規模型(定員29人以下)の施設において、地域密着型特定施設サービス計画に基づき、入浴、排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練および療養所の世話を行います。

定員30人以上になると特定施設になります。

【地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護】

入所、入居を要する要介護者に対し、小規模型(定員29人以下)の施設において、地域密着型施設サービス計画に基づき、在宅生活への復帰を目的にし、入浴排泄、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理、療養上の世話を行います。

※定員30人以上になると特定施設になります。

【看護小規模多機能型居宅介護】

小規模多機能型居宅介護と訪問看護など複数の在宅サービスを組み合わせて提供する「複合型サービス」です。

地域密着サービス事業者の特徴について

利用者や家族、市町村職員、地域住民の代表者等により、サービス内容などを明らかにし地域に開かれたサービスを行う。

また、事業者による利用者の「抱え込み」を防止し、サービスの質の確保と向上を図ることを目的に夜間対応型訪問介護」を除く各事業所に「運営推進会議」または介護・医療連携推進会議」の設置が義務付けられています。運営推進会議は、利用者や利用者の家族、市町村職員、地域包括支援センターの職員等が参加します。

ユニットケアについて

ユニットケアとは高齢者を︎1グループの生活単位(ユニット)とし、個室で過ごしてもらうことにより自宅に近い環境の中でケアを行うものです。「生活単位」と「介護単位」を一致させたケアを提供します。法令では1単位は10人前後とされています。

介護保険施設ではユニットケアを採用する施設が増えてきています

【ユニットケアのメリット】

①個室のためプライバシーの確保がしやすい。

②少人数で交流できる共有スペースがあり、不特定多数が利用する空間よりもストレスが少ない。

③専任スタッフと顔なじみになることができる。

④個室のため利用者の家族が訪問しやすい。

【ユニットケアのデメリット】

個室の確保による利用者の負担額が大きくなる。

まとめ、感想

地域密着型サービスはたくさんの種別があり、名称も長い感じで構成されていますので覚えにくいと思います。私自身、介護福祉士の試験対策のときにはしっかりとした文言は覚えておらずニュアンスで覚えて対応たことを覚えています。例えば、地域密着型サービスになると「地域密着型」とか「認知症対応型」などの文言が初めに設定されている名称が多いというような覚え方をしたような記憶があります。しかし、出題頻度の高いものになりますので、この試験範囲を敬遠することはできません。

本日も勉強お疲れ様でした。

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