和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン45「生活支援技術〜更衣〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も引き続き介護福祉士の試験範囲を解説していきます。今回の解説では「生活支援技術」から更衣介助について説明していきたいと思います。また、衣類にはどのような目的があるのか?このようなポイントについても解説していきたいと思います。

目次

・更衣介助における環境の注意点

・衣服の目的について

・更衣介助について

・身支度について

・まとめ、感想

更衣介助における環境の注意点

【更衣介助行う際の注意】

①体調を崩さないために部屋を温めておく

②介助者自身の手も温めておく

③人の目に触れないようプライバシーに配慮する。

④着替え前に利用者の体調を確認する。

⑤衣服のシワを伸ばし褥瘡の原因とならない

生活リズムを保つために昼と夜とで衣服を着替えるようにする。

衣服の目的について

衣服の目的には「身体的役割」「心理的役割」「社会的役割」の3つの役割があります。

それらについて説明していきます。

【身体的役割】

身体的役割には、「体温調整」「外傷から体を守る」「清潔を保つ」といった役割があります。

【心理的役割】

心理的役割には、「気分の向上」「引きこもり防止」「生活リズムの維持」「羞恥心への配慮」といった役割があります。

【社会的役割】

社会的役割には、その場に応じた衣類の着用をすることにより「社会的な適用」といった役割があります。

更衣介助について

【自立度が高い利用者】

できる限り利用者のペース、利用者の能力で衣類の着脱ができるように援助します。

【全介助の利用者】

ベッド上で臥床したまま着替える場合には前開きの衣服が好ましいです。身体的な問題があっても衣服の選択をしてもらい参加してもらうことも自立支援です。

【片麻痺のある利用者】

「脱健着患」原則です。拘縮がある場合は関節の可動域に注意が必要です。

身支度について

身支度する事は社会生活を快適、円滑にし、精神的な満足感を得ることで社会性や生活意欲を高めます。身支度は、利用者ができる事は利用者自身にやってもらいます。

化粧も「本人らしさ」を尊重し本人の好みに沿ったものにします。また衣類も利用者自身が選び参加してもらうことも意欲の向上につながります。利用者の「その人らしさ」が表現できるように介助者として支援しなければならない。

まとめ、感想

私たちもおしゃれをすれば外出したくなりますよね?また、その反面、寝癖のまま外に出るのは恥ずかしく感じ、できるだけ人の目に触れたくないと思います。利用者も私たちと同じでその場に合った適切な服を着て、おしゃれをする事は意欲の向上、QOLの向上にもつながります。

身支度のために必要な整容については違うページで詳しくまとめていますので下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン45「生活支援技術〜整容〜」≫

それでは本日も勉強お疲れ様でした。

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