和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン62「生活支援技術〜睡眠〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は投稿では、介護福祉士の試験範囲から生活支援技術」について解説していきます。生活支援技術は幅広い分野になりますが、その中から睡眠についての知識をここでは解説していきます。

目次

・睡眠の役割と目的

・安眠するための環境整備

・睡眠障害のある利用者に対しての配慮

・まとめ、感想

睡眠の役割と目的

睡眠には「大脳を休ませて、脳の機能を維持させる」ことが最大の目的となります。睡眠を取ることにより「脳の休息」「体の成長と疲労回復」「健康の維持」という役割があります。それでは適切な睡眠を取るためにはどのようなポイントがあるかまとめて行きます。

【安眠への介助】

睡眠の生活習慣を把握する。

②安眠できるための環境を整える

清潔かつ乾燥した寝具を用意する。

④利用者の体調確認する。

⑤日中は適度な運動を行い、生活リズムを整える。

入眠前に入浴または部分浴、清拭などを行う。

入浴や部分浴等に関しての適切な介助方法は、違うページで詳しく解説していますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン54「生活支援技術〜部分浴・清拭〜」≫

⑦入浴前に洗面、歯磨き、マッサージなどのイブニングケアを行う。

⑧風呂の湯温はぬるめにする。寒い時期は、寝る前に湯たんぽやこたつを入れるなどして寝具を温めておく

⑨睡眠薬はできるだけ、服用しない習慣作ります。

⑩睡眠直前の食事は控えます。また温かい飲み物を飲み。アルコールやカフェインは控えます

安眠するための環境整備

環境整えることも安眠する為には大切なことです。寝室の温度や湿度、光や音も睡眠に大きく関係します。また、寝具に関しても利用者に適したものを選択する必要があります。

【温度】

「夏は25度前後」「冬は15度前後」。睡眠中の布団の中は35度前後。エアコンやファンヒーター、こたつ、湯たんぽなどにより調整します。

【湿度】

50〜60%加湿器や濡れたタオルをかけるなどして調整します。

【光】

夜間はカーテンを閉めるなどして、部屋を暗くします。10〜30ルクスが適切とされ、これによりメラトニンというホルモンが脳内で生成され安眠つながります。

※メラトニンは、脳の松果体から分泌されるホルモンである。太陽などの強い光を浴びると生成が停止します。体温、脈拍、血圧降下させて、眠気を誘導する効果があります。睡眠ホルモン」とも呼ばれ大豆などのトリプトファンを含む食品を摂取するとメラトニンが増えます。

【音】

騒音やいびきは眠りを妨げます。生活音や自然の音は安心感をもたらしリラックス効果となる場合もあります。

【寝具】

寝具は清潔で乾燥している寝具を使用します。ベッドか布団は、利用者のADLやライフスタイルによって選択します。マットレスは固すぎず、柔らかすぎず、安楽な体が保持できるものであり、別の体位に変換できるものが良い。枕は首の角度が15度上がる高のものが良いとされています。

立ち上がり時に、転倒の恐れがある場合などは、ベッドに手すりをつける必要もあります。

睡眠障害のある利用者に対しての配慮

利用者の心身の状態により、睡眠に障害が生じている場合もあります。様々な原因が考えられますので、我々、介護職としてどのような配慮を行い、支援していくのかを解説していきます。

【認知力、知覚機能が低下している利用者の場合】

夜間に寝ようとしなかったり落ち着かない場合は体調を確認しましょう。夜間に徘徊をするときは、利用者の不安な心理状態を受け止めてできるだけ居心地の良い環境を作ります。また、夜間せん妄が見られる場合は、周囲の状況が確認しやすいように照明をつけて、利用者に安心してもらえるような声かけを行います。また、利用者の不安を軽減するために手を繋いだり肩に手を当てるなどし適切なボディータッチを行うことも効果的です。

【運動機能が低下している利用者の場合】

運動麻痺と同時に知覚麻痺を伴うことがありますので、睡眠中の姿勢に注意する必要があります。息苦しさで辛さを訴える場合には、ベッドをセミファーラー位にすることも効果的です。

【昼夜逆転している利用者の場合】

日中の活動を活発にする必要があります。午後や夕方に散歩、リハビリテーション、レクリエーションなどに参加してもらいましょう。

【不眠の利用者の場合】

不眠時には、不眠の辛さを共感することが大切です。また排泄が原因の場合には排泄環境も整える必要があります。その他、温度、湿度、光、音、寝具などに問題はないのか?検討する必要があります。

まとめ、感想

睡眠は我々にとっても利用者にとっても、大切なことです。睡眠を損なえば健康状態にも関係してきます。また、人間の平均睡眠時間は8時間とも言われており、人生の3分の1を睡眠という行為で過ごすことになります。その環境をしっかりと整え、心地よく睡眠できるよう配慮していく必要があります。

タグ:,,,,,

« 前のページに戻る