和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン75「発達と老化の理解〜口腔内の疾患〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲の中から発達と廊下の理解」についてまとめていきます。今回まとめる内容は口腔内に多い疾患についてまとめていきます、ら口腔内の病気や顎の関節、歯についての疾患について解説していきます。

目次

・虫歯

・歯周病

・口内炎

・顎関節症

・ドライマウス(口腔内乾燥症)

・まとめ、感想

虫歯

【特徴】

口腔内の細菌によって酸が作られることにより、歯を溶かすことで起こる歯の実質欠損のことです。虫歯の発生しやすい部位は噛み合わせである「咬合面」歯と歯肉の境目である「歯頸部」、歯と歯が隣接している隣接面」が虫歯ができやすいとされています。また、高齢者の場合は歯茎が退縮し歯の根である「歯根」が露出しているため虫歯ができやすい。

【原因】

歯垢(しこう)

【症状】

初期は自覚症状がほとんどなく、進行すると痛みを感じる。

【治療方法】

歯科診療、口腔ケアによるブラッシングにて予防

歯周病

【特徴】

歯周組織に発生する疾患全般のことをいいます。特に歯茎にだけ起こるもの「歯肉炎」歯茎以外にも炎症が広がっているものを「歯周炎」といいます。虫歯とともに口腔内で発生することが多い疾患です。高齢者は歯周病が原因で歯を失うことが多く、心疾患、脳血管障害、糖尿病との関連性も指摘されており、生活習慣病の1つである。

【原因】

歯垢

【症状】

初期段階では自覚症状はないが進行すると痛み、腫れ、出血の症状が見られます。最終的には歯が抜け落ちることもあります。

【治療方法】

歯科診療、口腔ケアによるブラッシングにて予防

口内炎

【特徴】

口腔内にできる炎症の総称のことをいいます。高齢者は義歯の不具合や不十分な手入れが原因で口内炎になることが多い。

【原因】

細菌、義歯、免疫力の低下

【症状】

痛み、腫れ、ただれ、飲食時にしみる。

【治療方法】

薬物療法、レーザー治療、義歯の調整など

顎関節症

【特徴】

顎と顎関節を動かす咀嚼筋に異常がある状態。

【原因】

生活習慣、噛み合わせ、ストレス、老化に伴う顎関節の変形など

【症状】

顎関節や咀嚼筋などの痛み、口の開きにくさ、口を開けたり閉じたりする時の関節音など

【治療方法】

マウスピースの装着、開口訓練、行動療法など

ドライマウス(口腔内乾燥症)

【特徴】

老化に伴い、唾液の分泌量が低下し口腔内が乾燥します。口腔内が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や誤嚥性肺炎の原因にもつながります。

【原因】

唾液の分泌量の低下、薬の副作用、糖尿病、腎臓病、ストレスなど

【症状】

口臭、味覚障害、嚥下障害など

【治療方法】

原因疾患の治療、人工唾液、保湿剤、薬物療法など。また口腔ケアによる唾液腺のマッサージはドライマウスに有効です

まとめ、感想

今回は口腔内に関わる疾患について解説していきました。これと同時に口腔ケアについても学んでおくとパーフェクトですね

口腔ケアについての詳しい内容は下記のページで解説していますので参考にしていただけたらと思います。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン46「生活支援技術〜整容〜」≫

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