和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン80「発達と老化の理解〜消化器系の疾患〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は介護福祉士の試験範囲なったら発達と老化の理解」についてまとめていきます。今回まとめていく内容は、「消化器系の疾患」についてどのようなものがあるか?またどのような原因によって病気を発症するのか?などをまとめていきたいと思います。

目次

・肝硬変

・慢性肝炎

・急性肝炎

・大腸がん

・胃潰瘍・十二指腸潰瘍

・逆流性食道炎

・腸閉塞

・まとめ、感想

肝硬変

【特徴】

慢性肝炎の長期化により、肝臓が悪くなり硬くなった状態のことです。

【原因】

肝炎ウィルス(特にC型肝炎)、アルコールなど

【症状】

黄疸、腹水、消化管出血など

【治療方法】

薬物療法、手術

慢性肝炎

【特徴】

6ヶ月以上の肝炎ウィルス感染が持続している状態です。性肝炎は、肝硬変、肝がんへと進行するため注意が必要です。高齢者の慢性肝炎のほとんどはC型肝炎です。

【原因】

肝炎ウィルスにより発症します。特に慢性化しやすいのはC型肝炎であり、まれにB型肝炎も慢性化する。

【症状】

自覚症状はほとんどみられず進行していく。食欲不振、全身倦怠感が見られる場合がある。

【治療方法】

インターフェロン治療、薬物療法、食事療法。肝硬変に進行する前に治療することが重要です

※インターフェロン治療とは、体内でウィルスが侵入したときに細胞で作られるインターフェロンと言うタンパク質を投与する治療法。

急性肝炎

【特徴】

ウィルス感染が原因となって発症する肝機能障害です。日本ではA型、B型、C型が多く、若年者に比べると高齢者の発症は少ない。発症すると慢性化することが多い。

A型の場合は慢性化することがない。B型の場合はまれに慢性化することがあります。C型の場合は6〜7割が慢性肝炎に移行します

【原因】

肝炎ウィルスが原因で発症します。A型は「経口感染」B型とC型は「血液感染」

【症状】

黄疸、食欲不振、全身倦怠感など

【治療方法】

薬物療法、食事療法、インターフェロン治療

大腸がん

【特徴】

大腸にできる悪性腫瘍です。高齢者の場合、近位則結腸がんの頻度が増します女性ではがんの主な部位別死亡率で第1位となっています。

【原因】

食生活の欧米化、加齢、遺伝など

【症状】

大腸がん発症初期は、目立った症状がない。進行していくと血便、便通異常、貧血、体重減少などが見られます。

【治療方法】

内視鏡治療、手術。手術後に消化管ストーマ(人工肛門)の造設が必要な場合もあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

【特徴】

消化性の潰瘍です。胃酸が胃壁や十二指腸壁を溶かし、傷つけることで生じます。高齢者の場合は胃潰瘍の方が多く見られ、男性の方が発症率が高いとされています。

【原因】

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)、薬の副作用、喫煙、アルコール、ストレスなど

【症状】

通常見られるみぞおちの痛みが、高齢者では起こらないことが多く、吐血や下血で気づく場合もあります。またタール便(黒色便)もみられます。

【治療方法】

薬物療法、手術

逆流性食道炎

【特徴】

これに伴い、下部食道括約筋の働きが悪くなることで、弱酸性の胃液が食道に逆流し、食道の粘膜を傷つけて炎症を起こします。

【原因】

加齢、食生活の欧米化

【症状】

胸焼け、胸痛、咳、喉の違和感など

【治療方法】

薬物療法、手術

腸閉塞

【特徴】

胃から流れてきた食物が腸や小腸、もしくは大腸に詰まった状態です。イレウスともいわれます。

【原因】

大腸がんなどによる腫瘍、ヘルニアもあるが、高齢者の場合は便秘によるものが多いとされています。

【症状】

腹痛、嘔吐、腹部膨満感、発熱、脱水など

【治療方法】

点滴などの薬物療法が主流です。緊急時には手術を行うこともあるが、再発の可能性が高いことや、体力の問題などから高齢者の場合は避けられる傾向にあります。

まとめ、感想

消化器系は口から肛門へ食物が流れる際に通器官の総称です。消化器系の疾患は、ウィルスや生活習慣病など様々な要因によって病気の発症をします。また、大腸がんなどは早期発見も難しく、気づいたときには進行していることもよくあります。疾患の原因や特徴、治療方法などのポイントをしっかりと抑えて覚えておく必要があります。

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