和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン101「障害の理解〜視覚障害〜」」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲から「障害の理解」について解説していきたいと思います。今回、解説していく内容は感覚障害の中から視覚障害について解説していきたいと思います。

目次

・視覚障害について

・視覚障害になる原因疾患について

・視覚障害者への支援

・まとめ、感想

視覚障害について

視覚障害にも人によって程度があり全く見えない「全盲」少しは見える「弱視(ロービジョン)」があります。またその中でも、視力障害、視野障害、色覚障害、光覚障害、(明順応障害、暗順応障害)などがあります。

また視覚障害になる原因疾患によってそれらの症状が違います。それでは視覚障害になる原因疾患について説明していきたいと思います。

視覚障害になる原因疾患について

【白内障】

水晶体が白濁し、目のかすみが現れます。屋外で眩しさを感じたり、階段や看板の認識が困難になります。

【緑内障】

眼圧上昇が神経に影響を与えることにより、視野狭窄視力低下などが起こります。失明する可能性も高く、視覚障害の原因疾患に1番多い病気です。正常眼圧緑内障もあります。

【網膜色素変性症】

網膜視細胞の変性により、夜盲視野狭窄視力低下などの症状があります。進行すると失明する場合もある。

【糖尿病性網膜症】

網膜の血管に異常があり、視力低下が起こります。糖尿病の3大合併症のうちの1つです。

【ベーチェット病】

原因不明であり、特定疾患治療研究事業の対象疾患である。ぶどう膜炎、口内炎、陰部潰瘍などの症状を伴う。網膜浮腫で網膜剥離を引き起こすと失明することがあります。

【加齢黄斑変性症】

網膜の中央にある黄斑に病変が起こり、物の見え方に支障が出ます。視力低下などが起こり、高齢者に多い疾患です。

視覚障害者への支援

【歩行手段】

手引き歩行、白杖、盲導犬、残存視覚による歩行などがあります。重度の視覚障害者の場合は、同行援護の支援が対象である。

【コミニケーションツール】

点字、音声言語、弱視眼鏡、拡大鏡、拡大読書器、パソコン、スマートフォンなどがある。

【その他】

身の回りの物の位置、買い物の際の紙幣や硬貨の識別などに支援が必要です。

まとめ、感想

人間の感覚の中でも視覚と言う感覚は、情報を把握する上で大切なものです。7割が視覚から情報を得て人は判断し行動しているといわれます。今回の投稿では視覚障害の原因疾患とその疾患の特徴をセットで覚えておく必要があります。

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