和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン117「こころとからだのしくみ〜心身機能の調和〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲について解説していきます。今回、解説していく内容は「こころとからだのしくみ」の分野から心身機能の調和に関わる自律神経内分泌系ホメオスタシスについて解説していきます。

目次

・自立神経

・内分泌系

・ホメオスタシス(恒常性)

・体温

・まとめ、感想

自律神経

自律神経には交感神経副交感神経があります。この双方の神経の働きにより、心身のバランスが保たれます。

【交感神経】

からだを活動・緊張・攻撃などの方向に向かわせる神経。交感神経が働いた場合、呼吸、血圧・血糖、消化器、内分泌、筋肉、精神活動の数値が上昇、活発、緊張します。

【副交感神経】

内臓の働きを高め、からだを休ませる(リラックスする)方向に向かわせる神経。副交感神経が働いた場合、呼吸、血圧・血糖、消化器、内分泌、筋肉、精神活動の数値が低下、弛緩、リラックスします。

※このように交感神経と副交感神経は緊張時とリラックス時で対抗的に働きます。

内分泌系

体の様々な機能を調整しているホルモンを分泌するシステムです。ストレス環境では、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されます。ホルモンの過剰分泌は、免疫系の影響を及ぼし、抵抗力が弱まって病気になりやすくなります。

※副腎皮質ホルモンとは、副腎皮質から産出されるホルモンの総称です。抗炎症作用や水分の調整機能を司ります。

ホメオスタシス(恒常性)

ホメオスタシスの働きは、例えば体温を一定に保つため、体温が高くなると発汗皮膚血管の拡張で体温を下げようとし、低くなると震えによる熱産生によって体温を上げようとする働きがあります。

生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず、生体の状態が一定に保たれるという性質あるいはその状態のことです。

具体的には、体温、血圧、体液の浸透圧やpHの調整のほか、病原微生物の排除、創傷の修復など、生体機能全般に及ぶと考えられています。

ホメオスタシスをコントロールしているのは、脳の視床下部と考えられている。自律神経や内分泌系、免疫系を介し、調整が行われます。

体温

静かに寝ている時でも常に行っている活動(基礎代謝)です。基礎代謝で生じる熱、骨格筋の運動により熱、食事でももたらされる熱によって保たれています。

年齢や体調、極端な環境条件等によって変化します。一般的な成人は36〜37度、成人より幼児は高く、高齢者は低い

まとめ、感想

今回まとめた内容のように、人間の体は健康を保つために無意識のうちにホルモンや、自律神経や恒常性が働いています。

私たちが考えていない動きの中にも、このように体を守るためにがんばってくれています。

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