令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン122「こころとからだのしくみ〜呼吸器〜」
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は介護福祉士の試験範囲から「こころとからだのしくみ」について解説していきたいと思います。
その中でも呼吸器についてまとめていきます。
目次
・呼吸器
・まとめ、感想
呼吸器
無意識にしている呼吸ですが、生命の維持のために必要な酸素と二酸化炭素の交換を行っています。呼吸器系とは外呼吸を行うための器官系で、気道と肺があります。
【気道】
鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支からなる。鼻腔から気管支までの空気の出入りと発声に関与します。
【肺】
空気と血液との間のガス交換の場所です。肺胞で酸素を取り込む。肺は左右の両葉からなっており、右肺は、上葉・中葉・下葉の3葉。左肺は、上葉・下葉の2葉からなっている。
肺そのものは運動能力はなく、周囲の呼吸筋である横隔膜の肋骨筋が連動することによって肺の収縮・弛緩をつかさどっている。横隔膜が上下することにより体を動かし呼吸運動となります。また、高齢者の場合は腹筋や横隔膜の筋力低下により、腹式呼吸ではなく胸や口だけの浅い呼吸になりやすいと言う特徴もあります。
【呼吸】
外肋間筋と横隔膜が伸縮することで肺も伸縮し、空気が吸い込まれ、代謝に必要な酸素は赤血球の血色素(ヘモグロビン)に結合して、人体の各器官の細胞に供給されます。細胞から代謝の際に生じた二酸化炭素は除去されます。呼吸は外呼吸と内呼吸があります。
口や鼻から空気を吸い込み、気管→肺→肺胞へと空気を入れる。肺胞内では空気と血液との間でガス交換が行われ、赤血球内の血色素(ヘモグロビン)と酸素が結びついて酸素が全身と運ばれる。これを外呼吸といいます
内呼吸とは、全身に運ばれた血液と組織細胞間のガス交換のことである。
呼吸運動は延髄・橋の呼吸中枢の働きにより、無意識に反射的な規則正しいリズムで呼吸が行われます。
【横隔膜】
薄い筋肉でできており、人体の胸部と腹部を分けています。
【気管支】
左右に分岐している。右気管支が左に比べて太くて短く、角度もゆるいため、誤嚥した異物はこちらに入ることが多い。
まとめ、感想
人間の呼吸は無意識に行われていますが、今回まとめた内容のように、各機能が稼働することによりスムーズに空気を吸って、酸素を各器官に届けて、それにより発生した二酸化炭素の排出がされます。
タグ:ガス交換,二酸化炭素,介護福祉士,呼吸器,肺,酸素
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