令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン146「医療的ケア〜救急蘇生〜」
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。
目次
・救急蘇生とは
・一次救命処置
・胸骨圧迫
・気道確保
・口対口人工呼吸法
・AED(自動体外式除細動器)
・まとめ、感想
救急蘇生とは
救急蘇生とは、病気や事故によって、突然に心停止、
救急蘇生には次のような考え方があります。
【カーラーの救命曲線】
フランスのカーラーが作成したもの。緊急事態では、
①多量出血30分で死亡率約50%
②呼吸停止後10分で、死亡率約50%
③心肺停止後 3分で、死亡率約50%
【救命の連鎖(チェーン・オブ・サバイバル)】
急変した人を救命し、
「救命の連鎖」を構成する「心停止の予防」「
一次救命処置
一時救命処置は、誰でもできる心肺蘇生法です。
【一時救命処置の手順】
2015年(平成27年)の「JRC蘇生ガイドライン2015
①声をかけて反応を確認する。応援を呼び、119番通報する。
②呼吸を確認する。呼吸があれば、気道を塞がないようにし、
※気道の確保ではなく呼吸の確認を行います。
③呼吸がない場合は、直ちに胸骨圧迫を開始する(成人の場合5c
④人工呼吸ができる場合は気道確保し、胸骨圧迫30回に対して人
⑤ AEDを装着する。ECG(心電図)解析の結果、
⑥救急隊に引き継ぐまで、CPRを続ける。
【呼吸の確認】
「死線期呼吸」という心停止直後によく見られる、
胸骨圧迫
胸の真ん中、胸部の下半部に利き手の手掌基部を置き、
速さ:100〜120回/分のテンポ
深さ:胸が5〜6cm沈む程度
※柔らかいマットレスでは体が沈みこみ、
気道確保
舌根沈下や異物等で起動が塞がれたときは、次の方法によって、
※舌根沈下とは、舌の根本が咽頭の方へ落ち込んだ状態のことです
【顎先挙上法(頭部後屈顎先挙法)】
《対処》
舌根沈下などによる気道閉塞
《方法》
頭側にある手を額に当てて、
【指拭法】
《対象》
異物や分泌物による気道閉塞。意識なし
《方法》
顔を横に向けて、左手を用いて指交差法で口を開け、
【背部叩打法】
《対象》
異物による気道閉塞。意識のある人は立位、意識のない人は側臥位
《方法》
立位の時は、
側臥位の時は、傷病者のからだを自分のほうに向けて、
【腹部突き上げ法(ハイムリック法)】
《対象》
異物による気道閉塞。意識あり。内部損傷の危険があるので、
《方法》
傷病者の後ろに回り、両方の手を脇の下から通し、
口対口人工呼吸法
顎先挙上法で気道を確保した後、
AED(自動体外式除細動器)
自動的に心電図の解析を行い、必要があれば心臓に電気ショック(
また、すべての年齢に対応しており、
まとめ、感想
救急蘇生は119番を読んだ後、待ってる間に行うことにより、
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