令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン147「医療的ケア〜清潔保持と感染予防〜」
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。
目次
・感染予防
・標準予防策(スタンダード・プリコーション)
・手洗い
・消毒剤を用いた手指消毒
・使い捨て手袋
・まとめ、感想
感染予防
病気のもとになる細菌やウィルスの感染を防ぐには、
【感染の要因】
感染が起きる要因には、①感染源②生体の防御機構(人間が持つ病
「感染源の排除」「個人の抵抗力の向上」「感染経路の遮断」
【感染源】
病気の原因となる細菌やウィルスなどを保持しそれを他の人に感染
【感染経路】
病気の原因となる微生物が生態に侵入する経路のことです。
①口から入る「経口感染」
②せきやくしゃみによる「飛沫感染」
③空中を漂う微生物を吸引する「空気感染」
④微生物に汚染されたものを触る「接触感染」
などがあります。
感染源や感染経路に関しては、
≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!
標準予防策(スタンダード・プリコーション)
1996年に米国国立疾病予防センター(CDC)
感染源を排除し、
【手指消毒、手洗い実施】
血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触したとき
【手袋】
血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触するとき
【マスク、ゴーグル、ガウン】
血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)が飛び散る可能
【咳エチケット(マスクの着用)】
風邪やインフルエンザなどの感染症症状のある人がくしゃみや咳を
【汚染した器具やリネンの消毒等】
リネンや機器・器具等が汚染した場合には、
※医療廃棄物とは、医療処置に伴い発生する廃棄物のことです。
※感染性廃棄物とは、以下のいずれかに該当するものである。
①血液、血清、血漿および体液(精液を含む):感染者の体内から
②病理廃棄物(臓器、組織、皮膚など)
③病原微生物に関連した試験、検査に用いられたもの
④血液等がついた鋭利なもの(破損したガラスくずなどを含む)
手洗い
感染予防の最も有効な方法は手洗いである。
手洗いの際には指輪や腕時計を外ししっかりと洗います。また、
【手洗いの手順は下記の通りです。】
①指輪や腕時計などをはずす
②石鹸をつける
③手のひらをこする
④手の甲をこする
⑤指先で手のひらをこする
⑥指の間を洗う
⑦親指を反対の手のひらでこする
⑧手首を洗う
⑨ペーパータオルでよく拭き乾かす※濡れたタオルは×
消毒剤を用いた手指消毒
流水の設備がない場合や感染者への生活支援を行う場合には、
手洗いと同じように、指先、手のひら、手の甲、指の間、
消毒液は、乾燥することで薬効が出るので、
使い捨て手袋
血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触する可能
1回のケアごとに交換を行います。
同じ利用者のケアであっても、
使い捨て手袋を外すときは、
まとめ、感想
病気のもとになる細菌やウィルスの感染を防ぐには、
また、介護施設などでは集団感染も起こりやすいので注意が必要。
タグ:使い捨て手袋,感染予防,手指消毒,手洗い,標準予防策(スタンダード・プリコーション)