和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン147「医療的ケア〜清潔保持と感染予防〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回介護福祉士の試験範囲から「医療的ケア」について解説していきたいと思います。今回、解説していき内容は、清潔保持と感染予防に対してまとめていきたいと思います。

目次

・感染予防

・標準予防策(スタンダード・プリコーション)

・手洗い

・消毒剤を用いた手指消毒

・使い捨て手袋

・まとめ、感想

感染予防

病気のもとになる細菌やウィルスの感染を防ぐには、予防を徹底することが大切です。それでは、感染しないためにはどんなことがあるのか、まとめて行きます。

【感染の要因】

感染が起きる要因には、①感染源生体の防御機構(人間が持つ病気を防ぐ働き)の低下感染経路の3つがあります。感染の予防には次のことが重要です。

「感染源の排除」「個人の抵抗力の向上」「感染経路の遮断」

【感染源】

病気の原因となる細菌やウィルスなどを保持しそれを他の人に感染させる人や物のことをいいます。血液、尿、便、嘔吐物、感染者が使用したものがあります。

【感染経路】

病気の原因となる微生物が生態に侵入する経路のことです。

①口から入る「経口感染」

②せきやくしゃみによる「飛沫感染」

③空中を漂う微生物を吸引する「空気感染」

④微生物に汚染されたものを触る「接触感染」

などがあります。

感染源や感染経路に関しては、違うページで詳しくまとめていますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン37「介護の基本〜感染症〜」≫

標準予防策(スタンダード・プリコーション)

1996年に米国国立疾病予防センター(CDC)が設定したガイドラインであり、日本でも広く利用されています。すべての患者、医療従事者に適用され、感染症の有無にかかわらず、「血液」「体液」「汗を除く分泌物」「排泄物」「傷のある皮膚」「粘膜」等は、感染する危険性があるものとして取り扱わなければならないという考え方に基づいています。

感染源を排除し、感染経路を遮断するための予防対策として標準予防策が定められています。標準予防策では「予防の方法」予防策を実施する状況」についてまとめられています。

【手指消毒、手洗い実施】

血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触したときに、手袋を外した後に実施します。誤って手に付着した場合には、流水と石鹸でよく手洗いを行います。

【手袋】

血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触するときに装着します。汚染された寝具や衣類の交換など。これを触る時も手袋を装着します。

【マスク、ゴーグル、ガウン】

血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)が飛び散る可能性のあるケアを行うときに装着します。

【咳エチケット(マスクの着用)】

風邪やインフルエンザなどの感染症症状のある人がくしゃみや咳をする場合、飛沫が飛ばないように口と鼻をティッシュペーパーで覆うようにします。口や鼻に接した部分には手を触れないように、ゴミ箱に捨てるようにします。

【汚染した器具やリネンの消毒等】

リネンや機器・器具等が汚染した場合には、決められた安全で適切な方法で消毒・処理・清掃を行います。医療廃棄物のうち注射針など鋭利nあものは、医療関係者、患者、家族が医療機関に持ち込み、感染性廃棄物として処理します。その他の非鋭利なものは市町村が一般廃棄物として処理します。

医療廃棄物とは、医療処置に伴い発生する廃棄物のことです。鋭利なものは危険なので一般廃棄物として処理してはいけない。

感染性廃棄物とは、以下のいずれかに該当するものである。

①血液、血清、血漿および体液(精液を含む):感染者の体内から出てきたもの

病理廃棄物(臓器、組織、皮膚など)

病原微生物に関連した試験、検査に用いられたもの

血液等がついた鋭利なもの(破損したガラスくずなどを含む)

手洗い

感染予防の最も有効な方法は手洗いである。手洗いは流水と石鹸で、もみ洗いを行う。1つのケアごとに、そして、ケアの前後に15秒以上かけて手洗いを行います。

手洗いの際には指輪や腕時計を外ししっかりと洗います。また、濡れたタオルには細菌がたくさんついていますので、手洗い後の手を濡れたタオルで拭かないように気をつけます

【手洗いの手順は下記の通りです。】

①指輪や腕時計などをはずす

②石鹸をつける

③手のひらをこする

④手の甲をこする

⑤指先で手のひらをこする

⑥指の間を洗う

⑦親指を反対の手のひらでこする

⑧手首を洗う

⑨ペーパータオルでよく拭き乾かす※濡れたタオルは×

消毒剤を用いた手指消毒

流水の設備がない場合や感染者への生活支援を行う場合には、消毒剤を用いて手指消毒を行います。

手洗いと同じように、指先、手のひら、手の甲、指の間、手首まで消毒液をすり込みます。

消毒液は、乾燥することで薬効が出るので、途中で薬液を拭き取らないようにし、よく乾燥させます

使い捨て手袋

血液、体液、痰や唾液、嘔吐物、排泄物(尿や便)に接触する可能性があるときは、医療職と相談の上で、使い捨て手袋を使用します。

1回のケアごとに交換を行います。

同じ利用者のケアであっても、ケア実施後には手袋を外して手洗いを行い、新たな使い捨て手袋を着用して次のケアを行います。

使い捨て手袋を外すときは、汚染した面が内側になるように外します。

まとめ、感想

病気のもとになる細菌やウィルスの感染を防ぐには、予防を徹底することが大切です。利用者や介護職への感染を防ぐために予防策を徹底する必要があります。

また、介護施設などでは集団感染も起こりやすいので注意が必要。

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