和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

知ってて得!「あ」から始まる介護現場で役立つ用語集

 

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は介護の現場でも役立つ専門用語を説明していきたいと思います。今回説明していく用語は「あ」から始まる専門用語について説明していきます。

この投稿は介護の現場だけではなく国家試験でもある介護福祉士試験にも役立つ内容になっていますのでぜひともご参考にしてください。

【アイコンタクト】

視線を合わせることで相手に意思を伝達するコミニケーション方法。介護者が適切なアイコンタクトをすることにより、利用者は受け入れられていると感じ、安心感を得られます。

【アイスパック】

氷嚢や蓋付き袋に氷を入れたものです。介護現場では、炎症を起こした患部を急速に冷やすために使われます。患部を冷やす行為を指すこともあります。

【アイスマッサージ】

嚥下障害を回復させるために行うマッサージ手法です。凍った綿棒で軟口蓋、口蓋弓、舌根部などを刺激することで、嚥下反射を誘発します。

【アイソトニックゼリー】

ゼリー状にした水分補給剤のことをいいます。嚥下障害がある人や高齢者が飲みやすくするために開発されました

【アイソメトリック運動(等尺性運動)】

関節を動かさず、筋肉の収縮を一定の状態に保って行う運動訓練1つです。例えば壁など動かないものに対して、力を入れて押すような運動のことです。

【愛着(アタッチメント)】

特定の対象に対して強く心を惹かれ、親密さを求める情緒的な深い結びつきのことをいいます。

また、「愛着行動」とは幼児が泣いたり笑ったりすることで、愛着の対象である養育者の注意を自分に引き寄せ、安心感を得ようとする行動のことです。

【アイデンティティ】

変化・成長を得ても、自分が自分であるという感覚のことです。

【アウトリーチ】

潜在的に援助を必要とする人たちに援助者側が積極的に出向き手を差し伸べる事です。

【アカウンタビリティ】

利用者に対して詳しく説明する責任のことです。

【アカシジア】

主に抗精神病薬の副作用である錐体外路症状の1つのことをいいます。落ち着いて静かに座ることができない、そわそわして動き回るなどの特徴があります。静座不能とも呼ばれます。

【上がり框(あがりかまち)】

家の上がり口や、施設の玄関ホール等に用いてある横木、化粧材のことをいいます。高齢者や障害がある人はスロープなどを利用して段差の解消を図る必要があります?

【悪質商法】

不当な手段や方法で商品等売り付ける商売方法です。高齢者がターゲットにされることが多くあります。

【アクションリサーチ】

現在、生じている問題の解決に向けて、実践活動とその効果を分析し、評価する調査研究方法のことをいいます。実践活動の改善を目的とします。

【悪性関節リウマチ】

一般的な関節リウマチ症状に加えて、血管炎などの症状がみられます。国の特定疾患(難病)であり、医療費助成や自己負担軽減制度の対象となります。

【悪性腫瘍(悪性新生物・癌)】

突然変異で現れた異常なできもののうち、増殖して広がったり、別の臓器に転移したりし、命に危険が及ぶ可能性のある病気です。死亡する原因疾患1位です。

【悪性症候群】

抗精神薬の副作用で発熱・発汗、錐体外路症状、頻脈、意識障害などの症状が起こる状態。

【悪性リンパ腫】

白血球の1種であるリンパ球ががん化し、腋窩や股の付け根などのリンパ節の腫れ、発熱、体重減少などの症状が見られます。主な治療法は化学療法、または放射線治療が行われる。

【アクセシビリティ】

高齢者、要介護者、障害者等が、介護や福祉サービスなどを利用しやすい状態を示したものです。

【アクセスフリー】

公共の場などで高齢者や障害者も利用しやすいよう配慮した設計ことをいいます。例えば段差解消、手すり設置、道幅拡張等を指します。

【悪玉コレステロール(LDLコレステロール)】

肝臓のコレステロールを体中に運ぶ動きのコレステロールです。LDLコレステロールが過剰になると動脈硬化を促します。

【アクティビティ】

体操、ゲーム、歌、レクリエーション、料理などを行うことにより、脳や心身機能の向上を図ることを目的とする活動のことです。

医療・介護現場で、利用者の日常生活における心身活性化の為に、多様なアクティビティーを提供するサービスのことを「アクティビティーサービス」といいます。

【アグレッシブルケースワーク】

社会福祉施設などの援助が必要であるにもかかわらず、対象者がそれを求めない場合、援助者が家庭訪問などを行うことにより、積極的に働きかける個別援助活動のことをいいます。

【朝のこわばり】

関節リウマチ患者が、起床時に、指や膝、肘などの関節の動きがぎこちなくなったり、硬くなったりして動きにくい状態のことをいいます。

【脚上げ機能】

介護ベッドに搭載されたギャッチ機能の1つです。足の部分を山なりに持ち上げることにより、足のうっ血緩和が期待できます。

【アシドーシス】

血液の酸性度が高すぎる状態のことです。糖尿病や腎機能低下などによる代謝性アシドーシスと呼吸不全による呼吸性アシドーシスがあります。対義語は「アルカローシス」です。

【アスピリン】

解熱鎮痛炎症剤です。炎症を沈め、腫れ、発赤、痛みの症状を抑えます。血小板の働きを抑え血液凝固を防ぐ抗血小板薬として、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの予防目的でも使われます。

【アスペルガー症候群】

認知機能障害や知能障害はないが、対人関係の障害、興味や活動の極端なパターン化が見られる広汎性発達障害の1種す。

【アセスメント】

介護サービス計画を作成する過程で、利用者のライフスタイルやニーズ、課題などを分析し評価することです。

【アセチルコリン】

副交感神経や運動神経から放出される神経伝達物質です。アルツハイマー型認知症の場合、脳内のアセチルコリン量が低下します。

【遊びリテーション】

遊びとリハビリテーションを組み合わせた造語です。遊びなどによって心身を自発的に動かす事を引き出し、リハビリ効果を得る方法。

【アダムスストークス症候群】

不整脈により心拍数が急減し、脳への血流減少により脳の酸素量が低下することです。めまい、湿疹、痙攣などの症状が現れて死に至ることもあります。

【アッシャー症候群】

常染色体劣性遺伝子疾患であり、感音性難聴と網膜性色素変性症を合併します。視覚と聴覚の重複障害があり、日常生活に困難が生じます。

【圧迫骨折】

外からの力や骨強度の低下などにより、背骨の錐体が潰れている状態をいいます。骨粗しょう症なので骨密度が低下すると起こりやすくなります。また、骨折を伴う骨粗しょう症は第二号被保険者が介護保険の適用となる特定疾患です。

【アテトーゼ(アテトーシス)】

自分の意思に関係なく、手足や頭をゆっくりとねじるような動きを行ってしまう不随意運動の1つです。

【アテトーゼ型】

脳性麻痺の平型分類の1つです。顔や四肢などが不随意運動を起こす状態のことであり、顔を歪める、手足が動いてねじれるような姿勢になるなどの特徴を示します。

【アテローム血栓性梗塞】

脳や頸動脈などの太い動脈に粥状の脂質の塊が蓄積し動脈硬化が起きた後に、血栓が発生して血管が詰まる状態のことをいいます。脳梗塞の原因になります。

【アトピー性皮膚炎】

慢性的にかゆみのある湿疹を繰り返す状態です。患者はアレルギー体質であることが多い。

【アドレナリン】

副腎髄質から分泌されるホルモンです。交感神経を興奮させる働きがあり、心拍数上昇、瞳孔拡大、血糖値上昇などを起こします。

【アナフィラキシー】

食物、薬、ハチ毒などの抗原により起こる重いアレルギー反応です。蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下、ショック状態などが見られ死亡することもあります。

【アニサキス】

サバ、イワシなどの魚介類の内臓に寄生する線虫です。幼虫が寄生する魚介類を生食すると激しい胃痛や腹痛、吐き気などの食中毒症状を起こすこともあります。

【アニマルセラピー】

介護施設や医療施設などで、動物に触れることで心の落ち着きやストレス軽減などを目的とする療法です。

【アネルギー】

免疫機能が低下し、抗原(アレルゲン)に反応する抗原抗体反応が起こらなくなった状態です。

【アフターケア】

利用者の状況に応じ、援助サービス終了後でも引き続き対応する活動を指します。医療分野では、手術後や退院後の診察、検査、療養指導等のことをいいます。

【アプローチ】

利用者に対して介護サービスの提供、バリアフリー整備や介護保険の活用などハード面、ソフト面で必要な援助を行うことです。

【アポイントメント商法】

「プレゼントに当選した」などの名目で消費者を電話やハガキで呼び出し、サービス契約を強要したり、商品を売りつけたりする商法です。

【アポクリン線】

汗腺の1種であり、脇の下に多く見られ、分泌物の臭気がわきがの原因となります。その他、外耳道、乳頭、肛門周囲などにも分布しています。

【アミノ酸】

タンパク質を構成する成分です。人の体は20種類のアミノ酸で構成されている。そのうち9種類の必須アミノ酸は体内で合成できなため食物から摂取する必要があります。

【アミロイド】

タンパク質の1種です。器官にアミロイドが蓄積するとアルツハイマー型認知症、パーキンソン病、アミロイド症などが発症します。

【アミロイドーシス】

アミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が心臓、肝臓、脾臓、腎臓などの臓器に沈着し、機能障害を起こす病気です。全身性と非全身性」「遺伝性と非遺伝性」「原発性と続発性」と細く分けられます。

【アームスリング】

腕の骨折時に肩から吊る装具で患部を固定するために使用します。三角巾やスカーフなどで代用することもできます。

【アメニティ】

快適性、特に快適な居住環境を指します。静けさ、美しさ、プライバシーなどが条件となります。介護施設等では入居者のためにアメニティが求められます。

【アライメント】

骨、関節、筋肉の位置関係を自然な状態に保つ軸位です。手足に障害があるとアライメントが不良になり、動作などに異常が生じます。

【アールエイチ式血液型(Rh)】

赤血球膜上のD抗原の有無で分ける血液型です。D抗原ある場合は、Rh陽性(R h +)。D抗原が無い場合は、R h陰性(R h −)といいます。

【アルカリフォスファターゼ(ALP)】

酵素の1種であり、肝臓や骨などにダメージを受けた際に血液中で値が上昇するため、臨床検査では肝機能の指標の1つとして扱われることが多くなります。

【アルカローシス】

血液中のアルカリ度が高い状態のことです。嘔吐や胃酸吸引などによる代謝性アルカローシスと過呼吸による呼吸性アルカローシスがあります。対義語は「アシドーシス」である。

【アルコホリックスアノニマス】

アルコール依存症患者からなる相互援助団体の1つです。著名性を重視し、体験の共有、相談、相互援助などを行っています。

【アルコール依存症(アルコホリック)】

長年の飲酒習慣により、仕事や家庭、社会生活に支障をきたしても飲酒を止められない状態です。情緒障害、手の震え、幻覚などの精神症状と吐き気、心拍数上昇、高血圧などの身体症状も現れます。

【アルコール幻覚症】

長年の大量飲酒により、幻聴や被害妄想などが現れるアルコール依存症特有の精神障害です。多くの場合、飲酒中止後48時間以内に出現します。

【アルコール精神病】

アルコール依存症により精神病様症状が見られる状態です。アルコール性幻覚性、アルコール性認知症、アルコール性コルサコフ精神病、アルコール性嫉妬妄想などがあります。

【アルコール性認知症】

長期にわたる大量飲酒によって、脳血管障害やビタミンB1欠乏による栄養障害を起こし、その結果、発症する認知症です。

【アルツハイマー型認知症】

脳にアミロイドという特殊タンパク質が留まり、神経細胞が死滅するために神経伝達がうまくいかなくなり、記憶障害、判断能のの低下、失行・失認、見当識障害などが現れると考えられています。病気の進行とともに脳が萎縮し、身体機能も徐々に低下します。

【アルツハイマー型認知症治療薬】

2016年現在、日本ではドネペジル塩酸塩、リバスチグミン、ガランタミン、メマンチン塩酸塩の4種類があります。リバスチグミンは貼り薬です。メマンチン塩酸塩は他の薬と作用が違います。

【アレルギー】

食物、ダニ、花粉など病原性でない物質が原因で過剰な反応が起こり、皮膚、粘膜、消化器、呼吸器などに症状が現れる状態です。

【アレルゲン】

アレルギーの原因となる物質です。アレルゲンは、そば、卵、乳製品などの食物。花粉、ほこりなど人によって異なります。

【アロマセラピー(アロマテラピー)】

食物由来の精油(エッセンシャルオイル)の香りを嗅ぐことにより、心身の健康やリラクゼーション、ストレス解消などを行う療法です。

【暗順応(あんじゅうのう)】

明るい場所から暗い場所に入った直後は周囲が見えにくいが、次第に暗闇に慣れて見えるようになる現象のことです。高齢者の低下する機能の1つです。

【安静】

病気や怪我の治療のために、静かに寝た状態で体を楽に保つことです。

【安静時振戦】

安静時に突然腕や足が震え手足を動かすと震えが軽減する状態です。原因の多くは抗精神病薬の副作用またはパーキンソン病である。

【アンチエイジング(抗加齢療法)】

老化の原因を抑制することにより、身体機能の衰えを予防し、心身の健康保つ予防医学の1つです。運動療法、栄養療法、精神療法などがあります。

【アントシアン】

野菜や果物に含まれるポリフェノールのうち、ナスやブルーベリー、紫芋などに含まれる色素。抗酸化力があります。

【安否確認】

ある人が、怪我や病気などをしていないか、無事でいるかどうかなどを確認することです。介護保険サービスなどで高齢者を対象に安否確認サービスを提供しています。

【アンビュバッグ】

手動式の人工呼吸器の1種です。患者の口と鼻にマスクを当てた後、手でバックを押して気道に空気を送り込みます。機械式の人工呼吸器が準備できた時点で早急に交換します。

【アンタフェタミン】

覚せい剤の1種です。使用後に気分高揚、覚醒、身体活動の亢進などが現れる一方、依存症や妄想性精神病を起こすこともあります。

【罨法(あんぽう)】

炎症や痛みの抑制、血行促進のために行う療法です。湯たんぽやカイロなどを使う「温罨法」と氷枕や冷湿布などを冷罨法」があります。

【按摩(あんま)】

手足を使って患部をもみほぐし血行促進する療法です。施術にはあんまマッサージ指圧師の国家資格が必要です。

【安楽死】

治療不可能で苦痛の激しい患者に対し、治療中止や薬剤投与などで死に至らしめることです。日本では違法という見解が一般的です。

【安楽尿器】

手足が不自由な人や寝たきりの人が、寝たままで排尿が出来るように工夫された容器です。採尿部と蓄尿部がチューブで連結されています。

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