行動援護の資格取得ためのどういったことを学んでいくのか?カリキュラムとともに説明していきます。
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は2022年9月から開講になりました行動援護では、どいたカリキュラムが存在し、そのカリキュラムではどのようなことを学んでいくのかを説明していければと思います。この投稿で今後、行動援護資格取得を検討している方のご参考になれればと思います。
授業の流れを簡単に説明します
行動援護は、3日間の受講をすべて終了することにより資格の取得ができます。カイゴミライズアカデミーでは、1日目は動画視聴、2日目・3日目はZOOM受講といった流れで資格の取得ができます。
コロナウイルスが蔓延し不安な中、教室に来ることなく自分の都合の良い場所で受講できるのはこのコースの魅力です。電波さえつながれば全世界どこでもスマートフォンやパソコン、タブレットを通して受講し行動援護の資格を取得することが可能です。行動援護の資格取得までの詳しい流れは下記のページにて案内いたします。
【行動援護の資格取得のまで流れの説明について】
行動援護で学ぶ講義科目と演習科目について
行動援護の資格を取得するために11科目のカリキュラム学んでいきます。カリキュラムは大きく分けて「講義科目」と「演習科目」の2つに分かれます。
1つ目の講義科目は、基本的に動画内で講義を受けることができ、動画視聴後に課題を提出していただくことにより1日目を受講した事と認められます。
2つ目の演習科目では、実際受講生さん同士と講師がやりとりをした講義が必要になります。この科目ではZOOMを通して1つの事例について考えていくといった内容になります。演習科目は、合計2日間あります。講義科目と合計すると合計3日間で資格の取得が可能です。それではどのようなカリキュラムを学んでいくのか説明していきたいと思います。
【講義科目】
①「強度行動障害があるものの基本的理解に関する講義」
②「強度行動障害に関する制度及び支援技術の基礎的な知識に関する講義」
③「強度行動障害があるものへのチーム支援に関する講義」
④「強度行動障害と生活の組み立てに関する講義」
【演習科目】
⑤「基本的な情報収集と記録等の共有に関する演習」
⑥「行動障害があるものの固有のコミュニケーションの理解に関する演習」
⑦「行動障害の背景にある特性の理解に関する演習」
⑧「障害特性の理解とアセスメントに関する演習」
⑨「環境調整による強度行動障害の支援に関する演習」
⑩「記録に基づく支援の評価に関する演習」
⑪「危機対応と虐待防止に関する演習」
行動援護の講義科目(1日目)のカリキュラムで学ぶ内容とは?
それでは1日目から行っていく講義科目のカリキュラムについて、少しですが触れていきます。
「強度行動障害があるものの基本的理解に関する講義」
このカリキュラムでは障害者の定義について学んでいきます。身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者の3障害について詳しい説明をし、学んでいきます。そして、今回、行動援護の対象である強度行動障害とは?そして、強度行動障害をもつ障がい者の方についても学んでいきます。
「強度行動障害に関する制度及び支援技術の基礎的な知識に関する講義」
このカリキュラムでは、行動援護の元となる法律である障害者総合支援法。また、現在施行されている障害者総合支援法に至るまでどのような形で制度が変わってきたのかを学んでいきます。その他にも障害者手帳の種別やその手帳でどのような割引が受けれるのかといったことも外出援助に必要な知識として伝えていきます。そして、行動援護を利用するまでの行政手続きから受給者証が利用者様の手元に届くまでの流れなどもここでは学んでいきます。また、行動援護の資格を取得すると市町村独自ルールによりますが、知的障害者または精神障害者の方の移動支援を受け持つことが可能となります。そのこともあり移動支援についての知識もこのカリキュラムの中に含まれています。その他、障害福祉に関わる制度として「障害者差別解消法」「障害者虐待防止法」「個人情報保護法」などの法律についての知識もこのカリキュラムでは学んでいくことを目的としています。そして、アセスメントを行うことの重要性やPDCAサイクルを通した居宅介護計画書の作成方法とモニタリングについての知識も学んでいきます。
「強度行動障害があるものへのチーム支援に関する講義」
このカリキュラムでは利用者を取り巻く環境や社会資源。そして、医療職・教育現場・家族・福祉職との連携などをまとめていきます。そして、ヒヤリハットや事故報告書を作成することによりクレームの軽減や事故の再発防止などもの重要性もこのカリキュラムに組み込まれている知識になります。
「強度行動障害と生活の組み立てに関する講義」
このカリキュラムでは行動援護のヘルパーの役目としてどういったことが重要なのか?また、行動援護を利用することによって利用者様が住み慣れた地域で自宅に閉じこもることなく社会参加や余暇活動を過ごすために行動援護の必要性について資料を通して学んでいきます。その他にも、障害特性をしっかりと把握し、その特性に応じて我々、介護従事者が障害理解を心がけたサービスの提供が大切だということを学べるカリキュラムになります。
行動援護の演習科目(2日目・3日目)のカリキュラムで学ぶ内容とは?
2日目と3日目は主にズームにて1つの事例を通してグループワークや発表などを受講生さん参加型で学んでいく2日間となります。動画を見ていただきこの動画の中にある1つの事例を講師と受講生さんが共に検討していき、事例の中の利用者様のアセスメントを行い、問題行動が起こらないよう様々な工夫や支援を検討していき計画を立てていく練習をしていきます。なので、1日目の動画視聴とは違い事例検討を主とした講義が2日間行われるイメージになります。私自身も実際の介護現場に出ている身でありながらこのように現場の事を2日間という長い期間をたくさんの人と考えてた事はありません。そのこともあり、この授業はすごく良い機会であり、私自身も皆様の意見が聞けるので勉強になる2日間です。毎回の事ですが受講生さんと共に一緒に成長できるこの機会をほんとに楽しく思いながら講義をさせていただいてます。
まとめ
この3日間をの講義をするにあたり、カイゴミライズアカデミーオリジナルテキストを作成し授業の構成を行っております。そのことにより価格帯のハードルを下げることや重要なところだけを反映したテキストになりますのでさらに学びの深い講義を行うことができました。オリジナルテキストを使うことにより受講生さんからこのような言葉を頂くことがあります。「重要なとこだけをまとめているので理解がしやすい」といった声です。。今後もこれから出会う受講生さんの皆様と一緒に勉強し、共に成長できることを楽しみにしお待ちしていますね。
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