障害者が利用できる外出援助について解説しました。移動支援と行動援護と同行援護の違いは?
障がい関連制度で行われる外出介助は障がい特性によってさまざまなサービスが存在します。そして、そのサービス種別によって資格要件も異なってきます。そんな障がい制度に関わる外出援助について解説していきたいと思います。障がいを持っている方は、身体的、社会的、コミニケーション能力などに障害があることによって1人で外出することが難しいといった障がい者の方を支援するための制度になります。
それでは制度について解説をしていきますので、今後のサービスの考え方や資格の取得についてぜひ、参考にしていただけたらと思います。
同行援護とは?
同行援護の始まり
同行援護は、もともとは地方自治体の判断における事業である地域支援事業のうちの必須事業である「移動支援事業」として重度の視覚障がいがある障害者の方の外出援助がサービスの対象となっていました。
平成22年(2010年) 12月の「障がい者制度改革推進本部における検討を踏まえて障がい保健福祉施策を見直すまでの間において障がい者等の地域生活を支援するための関係法律の整備に関する法律」の成立を受け移動支援事業のうち重度の視覚障害者(児)にかかわる部分が「同行援護」として自立支援給付に位置づけられまれ、平成23年(2011年) 10月1日より同行援護が施行されました。
同行援護従業者の業務と要件
同行援護従業者の業務で大事なのは、まず、視覚障害のある方の自宅から目的地へ向かい目的の行動を達成し、安全に自宅に帰宅することです。この目的を達成するためには様々な支援が必要となります。移動に必要となる移動介助、移動に必要な情報提供、物の決定を促す代読や情報提供、書類等の代筆などです。このような技術指導を受けた視覚障害者の支援に特化したヘルパーさんを同行援護従業者といいます。また、「同行援護従業者養成研修」の資格がなければ同行援護のサービスを担当することができません。これらの技術を学び資格を取得することが、同行援護のサービスを行うにあたってのスタート地点となります。
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行動援護とは?
行動援護とは、2005年(平成17年)に支援費制度をもとに作られた制度です。知的障害または精神障害により行動上著しい困難を有する人が行動する際に、危険を回避するために必要な援助を行うサービスです。行動援護の対象者は強度行動障害を持つ方が対象(行動点数10点)になります。
そんな行動援護には2つの大きな特徴があります。
【特徴①】地域で生活する人たちを支える居宅型サービス
もともと居宅系のサービスは高齢者の介護を想定した生まれたホームヘルプサービスの流れからできており、加齢や病気によって身体が不自由な方の人に代わって家事援助と身体介護を中心に行われていました。しかし、重度の障害があっても地域で生活するためには自宅内で行われるサービスだけでは不十分であり、自宅外でのサービスも必要だと問題視され行動援護という外出えんきょに特化したサービスの体系が生まれました。
【特徴②】在宅では外出援助がメイン
重度障害者を支えるためのサービスは施設関連のものが中心とされていました。地域住民として生きることを支えるサービスが充実していたとはいえない状態が過去に問題視されました。支援費制度が導入される中で措置制度から契約でのサービスが生まれ重度の障害があっても地域で生活し社会参加するための外出支援という形で介護の中でも特別なサービスができたことにより地域で暮らすことが現実的になってきました。
行動援護を担当するための要件
行動援護は、重度の知的、精神障害のある方でコミニケーションが取れない利用者さんが対象になることがほとんどです。その中、利用者様の気持ちの代弁をすることが重要なサービスになります。行動援護を担当するには「行動援護従業者養成研修」の研修を受け資格を取得する必要があります。カイゴミライズアカデミーでは合計三日間のオンライン授業を受けることに資格の取得が可能です。
詳しい内容は下記のページを参考にしていただければと思います。
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ガイドヘルパーとは?
ガイドヘルプとは、市区町村が独自に行う地域支援事業の必須事業である移動支援事業(ガイドヘルプ)のサービスのことをいいます。その移動支援事業を担当するヘルパーさんのことをガイドヘルパーと呼びます。この移動支援事業は市区町村によってルールに違いがあり、請求方法、単価、サービス内容までもが統一されているものではありません。詳しい情報に関しては各市町村役場の障害担当に問い合わせする必要があります。
ガイドヘルパーになるための要件
私の住んでいる大阪府和泉市(南大阪)では介護福祉士、実務者研修、初任者研修等の資格を取得していれば、身体・知的・精神の種別の利用者さんのガイドヘルプを行うことが可能です。
ただし、横の市区町村になる大阪府岸和田市(だんじり祭りが有名な所ですね)では介護福祉士、実務者研修、初任者研修等の資格を取得していれば、知的・精神の種別の利用者さんのガイドヘルプを行うことができますが、身体障がい者の利用者さんに関しては別途資格が必要になります。
その資格とは「全身性障害過程」という身体障害者の移動技術に特化した資格になります。この資格を取得していれば身体障害者の方のガイドヘルプも担当することができます。カイゴミライズアカデミーでは三日間の授業を通してこちらの資格を取得することができます。詳しくは下記のページを参考にしてください。
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外出支援は様々なサービスが存在し、必要に応じた資格が必要になります
障害者が関わる外出サービスには、障害種別や障害程度によって様々な制度に分かれます。それらによっては別途必要な資格も必要になるということです。
視覚障がい者に対して専門的な知識と技術を学ぶ「同行援護従業者養成研修」
重度の知的、精神障害のある方で強度性行動障害を持っている方への支援を学ぶ「行動援護従業者養成研修」
ガイドヘルパーに関しては市町村によって違いはありますが、市町村によれば身体障がい者の支援を行うには「全身性障害課程」
上記の3つの外出援助には、さらに介護福祉士や実務者研修、初任者研修以外にも専門的な資格が必要ということです。
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