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大阪で活躍中!介護養成学校の講師が障がい者手帳について解説します

今回は、障がい者の定義となる障がい者手帳の種別について解説をしていきます。障がい者手帳を持っている方が障がい者と定義され、必要に応じて様々な福祉制度やサービス、料金の割引や免除を受けることができます。障がい者手帳は、障害種別によって3つの種別が存在します。身体障がい者は「身体障がい者手帳」知的障がい者は「療育手帳」精神障がい者は「精神障がい者保健福祉手帳」の障がい者手帳が存在します。またその中でも、障害程度によってさまざまな等級も存在します。そんな一言ではまとめることが出来ない障がい者手帳について詳しく学んでいくことは、介護現場に携わる方には必要な知識であり、介護福祉士などの試験の範囲でもあります。

また、障がい者手帳を取得するメリットもたくさんあるのはご存じでしょうか?この内容に関しては、外出援助を行うガイドヘルパー・同行援護従事者・行動援護従事者の方は学んでおくこと大前提です。この内容に関しては、違うページで詳しくまとめていますので、下記の投稿を参考にしていただければと思います。

【大阪の介護養成学校の講師が説明する。障がい者手帳を取得するメリット】

身体障がい者手帳とは

身体に一定の障害がある人が、各種の福祉サービスを受けるために必要な手帳です。障害の種類と程度によって障害等級1級〜6級までに区分されています。各市区町村の役所の障害福祉担当の窓口で申請することが出来ます。それでは各障がい者手帳の種別と対象者について解説していきます。

身体障がい者手帳のについて

身体障がい者手帳は、障害程度に応じて障害等級が、1~6等級に区別することが出来ます。身体障がい者の手帳の対象者は、肢体不自由(脊髄損傷、脳性麻痺、脳血管障害後遺症など)、視覚障害、聴覚障害、内部障害(心臓、腎臓、肝臓、小腸、直腸および膀胱、呼吸器、HIV)などにより、両手両足に不自由があったり、視覚や聴覚の機能が低下しているなど身体機能に何らかの障害がある状態のことです。身体障害者福祉法は、身体障がい者を「身体上の障がいがある18歳以上の人で、身体障がい者手帳の交付を受けた人」と定義しています。※18歳未満の方は障がい児といわれます。

療育手帳について

知的障害のある方が各種福祉サービスを受けやすくするために必要な手帳です。身体障がい者手帳や精神障がい者保健福祉手帳のような障害等級は等級はなく障害の程度によって「A1(最重度)」「A2(重度)」「B1(中度)」「B2(軽度)」の4段階に区分されます。療育手帳の対象者は、自閉スペクトラム症、学習障害(LD )、アスペルガー、注意欠陥多動性障害(ADHD)などにより、知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)に現れ、日常生活に支障が生じているため何らかの特別な支援を必要とする状態にある者です。

精神障がい者保健福祉手帳について

一定の精神障害の状態にある方が各種の福祉サービスを受けやすくするために創設されました。精神障がい者保健福祉手帳は、障害の程度によって1級〜3等級まで区分されています。手帳の対象者は、統合失調症、躁うつ病、てんかん、依存症など精神病質その他の精神疾患を有する者であり、その疾患により生活上支障をきたし何らかの援助が必要な者です。

障がい者手帳の障害等級について

障害等級は1級〜6級までが障害程度や障害特性によって個々に設定されています。ここでいう障害等級の障害程度とは、「1級、2級(重度)」「3級、4級(中度)」「5級6級 (軽度)」とされています。

ここで注意しておきたいのが、サービスを受けるために行政から認定された障害支援区分とは別に考えておかなければなりません。障害支援区分は、1〜6されており、「障害支援区分1・2(軽度)」「障害支援区分3・4」「障害支援区分5・6 (重度)」とされています。主に介護事業所が管理する所としては障害支援区分が主となることがほとんどです。

障害手帳等級と障害支援区分は同じような内容ですが、数字の考え方が全く違いますので気をつけて覚えておく必要があります。

各種福祉サービスや障がい者割引を利用するには障がい者手帳が必要

障害者手帳には「身体障がい者手帳」「療育手帳」「精神障がい者保健福祉手帳」の3種類が存在します。ある障がい者の方では、病気が重複していることにより、同時に2種類の手帳を持っている方もいらっしゃいます。

この手帳を取得することによって、行政にサービス申請を行い行政が必要と認めた場合には、障害福祉サービスを受けることができます。手帳の申請は、各市町村の「障害福祉窓口」で行うことができます。申請には医師による診断書や意見書、本人確認ができる書類、本人の縦4センチ横3センチの写真等が必要となります申請する際には持ち物に注意が必要です。

また、この投稿では療育手帳という名称でまとめていますが、市区町村によっては療育手帳という名称を使用せず違う名称で障がい者手帳を発行しているところもあります。また、障がいを持った方の福祉サービスを前提にした支援を行うには各種福祉関連の資格が必要になります。福祉関連の資格の取得は、大阪一安い料金で資格の取得ができるカイゴミライズアカデミーまで是非、問い合わせをください。カイゴミライズアカデミーの問い合わせ先は下記のページになります。

【カイゴミライズアカデミー公式HP】

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