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家族の概念とは?介福受験の方必須!大阪介護の学校講師が解説

生活という言葉の意味を改めて考えてみると様々な意味が含まれていると感じます。更衣・移動・食事・排泄・入浴・睡眠などの日常的な活動に限定されるものだけではなく、生きていく中で経験する人間関係(家族や友人との関係・結婚・出産・育児)などのあらゆる要素を含むものといえます。家族の概念に入る前にまずは生活の捉え方を学んでいきましょう。

生活について考えよう

生活の捉え方には、様々な考え方があり「家族周期」「ライフサイクル」「ライフステージ」「ライフコース」「ライフイベント」「コーホート」「生活構造」などがあります。まず家族の概念に入る前にそれらについて次に解説していきます。

家族周期

夫婦の結婚から夫婦の一方、ないしは双方の死亡までの一連の推移のことです。イギリスの社会調査家のラウントリーは、労働者家庭への調査から、家族周期と貧困の間に関係があることを明らかにしました

ライフサイクル

人間の誕生から死に至るまでの各段階の推移です。また、各段階で固有の発達課題を達成していく過程ともいわれます。生活周期や人生周期とも呼ばれます。

ライフステージ

人間の一生における乳幼児期→児童期→青年期→成人期→高齢期などのそれぞれの段階のことです。家族の場合には新婚期→育児期→教育期→子独立期→老夫婦期などに分けられます。単に年齢によって規定されるだけではなく、心理学的、社会学的、経済学的な現象を伴うところに特徴があります。

ライフコース

個人が一生の間に経験した出来事の証です。長寿化、家族の多様化が進む現在では、家族との生活をライフコースの視点から捉えアプローチする方法が有効だと考えられます。

ライフイベント

進学、就職、結婚などの個人や家族の人生上の節目となる出来事のことをいいます。ライフイベントは人生の変わり目となることが多く、大きなエネルギーが必要となります。また、喜びや悲しも深く関係していることが特徴的です。

コーホート

人生の節目となる出来事を同時期に体験した人々の集合を示す概念です。調査分析、研究対象の概念として用いられます。

生活構造

家計の収支構造や生活のパターン、生活空間範囲など、生活する上で様々な規則性を表す概念です。

家族という概念

家族は夫婦や子供、親などの親族で構成されたグループであり様々な形態があります。※ここでいう親族とは民法第725条によると「6親等内の血族」「配偶者」「3親等内の姻族」のいずれかにあたるものです。

家族の分類

まず大きく分けて「定位家族」「創設家族」に分けられます。

【定位家族(出生家族)】

自分が子供として生まれ、育てられた家族のことです。

【創設家族(生殖家族)】

自分または家族の意思で配偶者を選び、新しく形成された家族のことです。

家族構成の分類

家族構成によって大きく2つに分けることができます。それは核家族と拡大家族です。考え方は次の通りです。

【核家族】

「夫婦のみ」または「夫婦と未婚の子」「1人親と未婚の子」で構成される家族形態です。

【拡大家族】

親子関係にある、複数の家族が同居する家族です。いわゆるサザエさんですね。

※その他にも、拡大家族のうちから親と1人の既婚の子から作られる家族を「直系家族」その直系家族が増えた形態である複合家族」などもあります。

ここで問題です!

【問題】

核家族が、拡大家族を構成する事はない。

【答え】

答えは「×」です。核家族が複数集まることによって拡大家族になるので構成する事はあります。

家族の機能

家族として人生を共にすることは経済的な共同、出産、育児、介護などの機能があります。家族の構成員である個人に対する役割としては次の4つに分類することができます。

生命維持機能

個人の生存に関わる食欲や性欲の充足安全を求める機能

生活維持機能

衣食住などの生活水準を維持しようとする機能

パーソナリティ機能

家族だけが共有するくつろぐことができる「安定化機能」子育てにより子供社会化する「形成機能」

ケア機能

介護が必要な構成員を家族で支える機能

ここで問題です!

【問題】

衣食住などの生活水準を維持しようとする機能は、生命維持機能である。

【答え】

答えは「×」です。生命維持機能とは、個人の生存に関わる欲を充足したり安全を求める機能です。問題に書かれている機能は生活維持機能のことです。

世帯とは

世帯の概念として「住居」「生計」を共にする人々の集団のことを指します。そんな世帯は、住民票の編成」「生活保護法に基づく保護の要否」「国税調査などの統計調査」の指標となる単位であり、行政によってもこの世帯が前提として考えることがあります。

また、世帯とは、住居をともにしていることが前提になるので単身赴任や進学などによって別々の場所に暮らしている家族は世帯員には含まれませんで注意が必要です。

※世帯と家族との違いは、共同生活を送る相手が親族に限られず幅広い意味での同居にも含まれるという考え方になります。

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