和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【ヘルパー会議】プライバシーの保護と食事介助の研修行いました

株式会社こうのとりの訪問介護部である「こうのとり訪問介護」では、月1回の研修を行っております。今回の研修では「プライバシーの保護」と「障がい者の食事介助」をテーマにいたしました。

今回はその研修の内容や目的について説明します。これらの研修行う目的として様々な加算との兼ね合いもありますので、もし自分たちの介護事業所で研修を行う方もこの投稿を参考にしていただければと思います。

プライバシーの保護の研修内容

まず初めに、個人情報保護法について把握していただく必要があります。個人情報保護法とは、2003年5月に公布され、この個人情報を漏洩し、損害を与えた場合に損害賠償が発生すると定められた法律になります。※ここでいう個人情報の定義とは「生存する個人に関する情報で、氏名や生年月日、その他の記述により特定の個人を認識できるもの」と定義されています。

そして、これらの個人情報に関しては、様々なガイドラインなどに定めらています。例えば「社会福祉士及び介護福祉士法」においても、秘密保持義務といった義務が化されています。これらの義務を違反した場合には「1年以下の懲役又は30万以下の罰金」が課され、悪質な場合には介護福祉士の登録の取り消しなども行われる可能性があります。

介護や医療の仕事は、個人情報に触れる機会がたくさんあります。むしろその個人情報を適切に扱い利用者様の尊厳や健康を守ることも私たちの責務です。その情報は厳密に取り扱い利用者様を守る必要があります。

昨今では、SNSにより会社の信頼を失う投稿やお客様の情報が漏洩するような内容を公開することにより、事件になることも考えられます。私たちの軽はずみな行為や考えが自分だけではなく、利用者様や会社自身のリスクと考え今回の研修を行い個人情報の重要性について考えていきました。

障害者の食事介助の研修内容

ここでは、食事介助の基礎的な知識とともに適切な食事介助は、利用者様の命と尊厳を守ることを学んでいただくことを目的に研修を行いました。

まずは食事介助と関連性の高いリスクとして考えられる「誤嚥性肺炎」について皆様と学びました。ここでリスクを軽減するために必要な行為として「口腔ケアの方法」や「食事中の姿勢」の重要性について考える必要があります。

食後、口の中に食べ物が残っている事は、障害がある方に関してはリスクとなります。その口の中に残っているものが気管を通って、肺に到達することにより炎症が起こり誤嚥性肺炎が発症します。

また、安全な姿勢を確保せず、食事介助を行う事は、誤嚥性肺炎でだけではなく、窒息のリスクも考えられます。

我々、介護従事者は利用者様が生きるために欠かせない食事を介助するといった行為が間違った知識や方法により、命のリスクにも関わることをしっかりとこの研修を通して学ぶことができました。

また適切な食事介助は、利用者様の楽しみに繋がり生きがいになることも忘れず、適切に食事介助を行いましょう。

月に一回の研修を行う目的

株式会社こうのとりの「こうのとり訪問介護」では、このような研修を毎月1回必ず行うようにしています。この研修を行う目的として、スタッフの意識向上やスキルアップはもちろんのこと、様々な加算を取得するためにも行う必要があります。

こうのとり訪問介護では、「処遇改善加算・特別事業所加算」などを取得しています。その中で必要不可欠になるのが介護職員に対する「個別計画に基づいた研修」や「技術指導を目的とした研修」です。この研修に関しては、研修の内容を動画視聴を通して行うことが認められているもの。実際、意見交換を行いながら進めていかなければならないもの。加算内容によって研修の方法が変わってきます。

実際、私自身が広域事業者指導課や行政のほうに確認をしながら行い、築き上げてきたマニュアルがあります。

制度は日々変わります。そんな制度を一緒に学びませんか?このような知識が学べる介護の学校「カイゴミライズアカデミー」で一緒に勉強しましょう。皆様のご来校をどうぞお待ちしております。

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