和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【訪問介護エリア拡大】大阪府堺営業所の準備と事業所立ち上げ

今回の投稿では、株式会社こうのとりの運営する訪問介護事業所のエリア拡大いたします。これから訪問介護事業所を立ち上げたい方にとっても参考になる記事を投稿させていただきます。事業所立ち上げに関しては、人材の確保と利用者様の確保が必要になります。開設前に準備しておくこと!運営してからの動きは?など。そんなノウハウをここでは紹介していきます。

大阪府堺営業所の設立とエリア拡大

今回、大阪府堺市北条町に新たな事務所を創設いたしました。一緒に働くスタッフも7月から研修を行い、開設するまでに介護に関わる様々な資格を取得していただきます。介護保険法だけではなく、障害者総合支援法で定められるサービスも対応できるように準備しております。

現在の予定では2024年10月からサービス提供が可能になります。現在、お付き合いしている関係機関や利用者様、温かい目で応援していただければ嬉しいです。そして、新たなエリアでこれから出会う人たちにも、たくさんの協力を得て、堺営業所を盛り上げていきます。

提供するサービスの種類

堺営業所では、介護保険法(高齢者)総合支援(障害)のサービスを提供できる事業所を開設いたします。

介護保険サービスは、高齢者様の在宅にお伺いし、身体的なサービス(入浴や排泄などからだに触れるような介護※ともに何かを行うことも含まれる)と生活援助(掃除、洗濯、調理、買い物など生活するうえで必要な身の回りの環境を整える介護)のサービスを提供いたします。また、ともに外出し病院のお付き添いからお薬の受け取りまでのサービスも行わせていただきます。

障害者総合支援法は、介護保険法と同じく障害者様の在宅にお伺いし、身体的なサービス、生活援助、通院介助を行わせていただきます。

また、それと同時に障害者様が余暇活動や社会参加を行うための外出支援(同行援護、ガイドヘルプ、行動援護)も行います。これらのサービスは別途専門的な資格が必要であり、こうのとり訪問介護と併設している介護の学校「カイゴミライズアカデミー」で上記のサービスを提供するための資格が取得できます。また、社内研修でスタッフに資格を取得できるのも強みです。そんな介護の学校の詳しいページは下記まで。

介護の学校「カイゴミライズアカデミー」

サービス実施区域と営業内容

堺営業所からは大阪府堺市の南区、中区、西区を中心にサービスを提供いたします。すでに、サービス実施エリアは想定し、営業活動を行う準備は整っています。

営業活動の内容は、主に事業所への挨拶となります。

介護保険の利用者様を確保するには、居宅介護支援事業所へ営業を行います。そこには利用者様の居宅サービス計画書(ケアプラン)を作成する介護支援専門員(ケアマネジャー)が勤務しております。その担当している利用者様の確保のために、訪問介護事業所の存在を知ってもらうために挨拶を行います。そして、紹介された利用者様との成功事例を重ねることにより、介護支援専門員との信頼関係が生まれ、サービスの依頼をこれからいただくことが可能となります。要は知ってもらい仕事をいただく、そして、質の高いサービスを提供し、利用者様に満足していただき、その反響を担当の介護支援専門員に知っていただき、事業所の信頼を得て、また新たなサービスの依頼をいただくといったサイクルとなります。その他、地域の社会福祉協議会や病院の介護連携室といった場所も有効です

続いて障害者総合支援法のでの利用者様の確保は、そのエリアの利用者様の計画を担当する計画相談員が務める相談支援事業所にご挨拶を行うことが重要です。先ほどご紹介いたしました内容とほぼ同じ手順になりますが、まずは事業所の周知を行い利用者様を紹介していただき仕事の確保を行います。障害サービスに関しては、外出支援など様々なサービスが存在いたしますので、営業前にそれらに応じた資格を取得する必要があります。

営業とは、サービス実施エリアを定め、そのエリア内にある営業先をリサーチし、挨拶まわりを行うことが大切です。また、挨拶を行うだけではなく、事前に名刺やチラシなども作成しておくとより効果的です。そのた、地域によっては様々な集会も存在しますので、それらに参加することもお勧めいたします。

【訪問介護立ち上げのコツ】小さなとこからコツコツと

今回設立した事業所はマンションの1室に事務所になります。こちらの写真です。

当初立ち上げた7年前の記憶が蘇ります。訪問型のサービスのメリットは、施設などの箱物が必要なく、マンションやハイツの1室から始められます。ただし、そこにはトイレが設置されているのか?鍵付き書庫は置いているのか?事務作業を適切に行うことができるのか?など様々な要件が存在し、事業所登録するときにはこちらの内容を行政側(事業所がある広域事業者)に証明する必要があります。

それにより訪問介護の指定番号をいただき、サービスを提供し、請求業務を行い、報酬を得ることができます。

こうのとり訪問介護ももともとは家賃3万円の事務所から始まりました。こちらの写真になります。

机4つを設置すると、導線が確保できない位。小さな事務所から始まり、現在はスタッフの方も増えてきたので、事務所として違う場所をお借りしています。

まず、訪問介護事業所を運営するにあたり、成功する秘訣としては、初めから大きなコストをかけないことが重要です。運営するに対して「新しい看板」「新しいユニフォーム」「ホームページ」などを確保してしまい介護報酬と経費が見合わないことが起こりがちです。訪問介護の利用者様のご紹介はほとんどが介護保険では介護支援専門員、障害サービスでは計画相談員からになります。「看板見ました?」「ホームページみました?」という問い合わははほとんどありません。ですが当社の看板はは実際働く管理者とヘルパーを看板にでかでかと載せており利用者様や求人に繋がることがあります。この看板は土台がある程度できた3年目に設置いたしました。まずは土台をしっかりと立ててからそれらのコストをかけることをお勧めいたします。

また、スタッフの確保する上で、各種助成金も存在いたしますので、良い所良い所で社労士から業務を委託していただき、国からの助成金を受けることも重要なことです。

私は当時、介護事務も給料計算も各種書類の提出も一人で行っていたので、助成金関係に関してあまり詳しくなく、立ち上げから3年程度で申請しておらず200万円位助成金で損をした経験があります。

訪問系のサービスは低コストでできます

株式会社こうのとりでは訪問系のサービスは訪問介護と訪問看護を運営しております。
どれらも利用者様に施設へ通所していただくものではなく、サービスを提供する現場が利用者様の在宅になります。そのため、必要な設備は事務作業を行い、書類やスタッフを管理するための場所だけで大丈夫です。
さらに話を掘り下げると運営にかかる費用はほとんどが人件費になります。スタッフの確保と利用者様の確保は比例しておかなければ、人件費だけがかかってしまい、事業所の運営は難しくなります。要は質の高いサービスを提供できるスタッフ認知度が必要ということです。利用者様の定着率と関係機関との信頼関係が必要になるかです。これらを踏まえて運営するにあたり、必要な事はスタッフの教育と利用者様を担当している営業先へのアピールが重要課題です。
これから事業所を立ち上げる方は、しっかりとスタッフを教育できる環境整え、事業所を開設する前から営業先のリサーチを行い、それらに必要な物品を用意しておくことをお勧めします。

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