和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【南大阪の福祉業界の向上】移動支援の問題定義を行い議会に届けよう

次回の泉州訪相交流会(7月30日13:00~14:30)ですが、南大阪の移動支援の予算に関わるお話を行います。

岸和田、和泉市、忠岡町の市会議員に来ていただく予定です。今回の目的としては、市町村が運営する地域支援事業である移動支援は報酬単価が低く、事務作業もいまだにペーパーレス化できていない状態です。

そんな状況を議会に係る議員に認知していただき、報酬の改定や事務作業の負担軽減を考えております。

そもそも移動支援とは?なぜ南大阪移動支援の報酬が安いのか?を解説していきます。

移動支援とは?

移動支援とは各市町村の予算の中で行われる地域生活支援事業のサービスの1つです。このサービスは障害者手帳をお持ちの方が1人で外出することが困難だと行政から判断された場合に使用できる外出支援に特化したサービスです。

地域支援事業になりますので、各市長村が独自でルールを定め運営されています。例えば、市町村によっては報酬や請求方法、資格要件等が変わってきます。

そんな移動支援サービスを担当する介護従事者のことをガイドヘルパーといいます。現在、南大阪では移動支援の時間が障がい者に支給されているのにもかかわらず、介護事業所が仕事を受けることができずサービスを利用できない状態になっております。

なぜこんなことが起こっているのか、次の内容で解説していきます。

なぜ南大阪の移動支援の報酬は安いのか?

先ほどもお伝えした通り、移動支援は市町村によって報酬が変わります。大阪全体のデータを見ると、大阪市も含めて南下した地域に関しては、報酬が安い傾向にあります。

サービスの依頼が殺到する土日祝日に関しては、サービスを受けることにより赤字になってしまうほど報酬が安いのが現状です。

※下記の写真が大阪全域の報酬です

ここからは実際、サービスを提供した職員の人件費のお話をします。

例えば、私が務める会社(こうのとり訪問介護)の社員の平均月給が265,060円になります。

その場合、「土曜日出勤した場合の時給が2060.3円」「日曜日出勤した場合には2225.2円」になります。

私が働く事業所がある大阪府和泉市の移動支援の報酬は、1時間あたり1800円となりますので、サービスを提供すれば人件費の方が高くなりますので赤字になってしまいます。

そして、なぜこんなにも報酬が安いのかという問題になりますが、関西圏の報酬を見てみると、京都府、兵庫県、和歌山県、奈良県に関しては、「身体介護を伴う」移動支援と「身体介護を伴わない」移動支援が存在します。これは重度の障がい者で外出支援に身体的な介護が必要な方に関しては「身体介護を伴う」、そうでない軽度の障がい者に関しては「身体介護を伴わない」といった差別化がされています。

身体介護を伴わない移動支援に関しては、1500円になります。ただし、身体介護を伴う場合の移動支援に関しては、4000円の報酬が適用されているのは当たり前です。

関西圏の移動支援の報酬一覧表

大阪府の箕面市や豊中市など北部に関しては、他の関西圏の都道府県と同じく、身体介護伴う移動支援が存在し、報酬も1時間4000円となっております。

このように大阪府ほとんどの市町村が重度の障がい者でも軽度の障がい者でも同じ報酬で支払いを行われており、差別化できていないことが問題となっております。

この問題によって困っている障害者当事者と事業所

移動支援に行きたくても行けない利用者様やサービスを受けてあげたいのに受けることができない事業所の問題を現場の声としてよくお聞きいたします。また、障がい者の個別支援計画を作成する計画相談員から移動支援のサービスに関しては申し訳なさそうに「移動支援なんですけど・・・無理ですよね?」といったようなお願いの依頼が来る現状。

このような問題を改善を行うために、現在「泉州放送交流会」では活動しております。南大阪に住所を有するすべての事業所が関わる問題となっております。

たくさんの事業所が集まっていただき、大きな声を届け、問題を定義することにより少しでも変わっていけるようにご協力をよろしくお願いします。

また、皆様の周りの方(訪問介護事業所や計画相談事業所の職員)へお声掛けしていただき参加していただければと思います。

ご参加いただける方は、下記のフォームから送信してください。
https://forms.gle/TJactF49NRfi4xmPA
開催日時:次回は2024年7月30日「13時から14時30分」
場所:和泉市人権文化センターゆうゆうプラザ4階第3研修室※無料駐車場有
参加締切7月23日㈫

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