【南大阪の移動支援の向上を目的に活動】市議会議員にお願いのため案内の配布と次回開催の告知
大阪府(北部一部を除く)は移動支援事業の運営方法が他の都道府県と比べて報酬の低さが原因で介護事業所もサービスを受けいれれず困っている現状です。そんな移動支援の成り立ちから現在の問題をここでは現場で働くヘルパーさん当事者として解説していきます、また、そんな問題を改善するために移動支援向上委員会を立ち上げ活動しています。次回の移動支援向上委員会の案内もここでは投稿いたします。
移動支援の歴史と現状
この移動支援というサービスは、2006年自立支援ができたときに、地域に応じてある程度のルールが明確化されました。移動支援というものは、地域支援事業であり、地域の特性に応じたルールを定めることができますので、各市町村によって報酬やルール、請求方法が異なるといったサービスになります。
サービス内容は障害をお持ちの方の外出支援に特化したサービスであり、このサービスを利用し、社会参加や余暇活動を過ごしていただくための内容となっております。
そんな移動支援ですが私がお住まいの和泉市、そしてその周辺である岸和田市、泉大津市、忠岡町といった地域では、2006年に移動支援ができてから請求内容や請求方法等がほとんど変わりなく運営されています。いまだに印鑑を使用し、郵送での請求方法が行われている現状です。
また、最低賃金もどんどんと上がっている中、報酬も2024年現在18年間変わりなく行われている現状です。国の方針では物価高に伴い、最低賃金を上げていく方針ですが、そちらが反映されていないことが事業所側の問題と捉えています。
そういった問題点を改善し、現場で活躍するヘルパーさんの頑張りが評価されるようなサービスにしていきたいと移動支援向上委員会では考えております。
またこういった背景から移動支援事業所に利用者や計画相談員がサービス依頼を行ってもこれらの問題があり、依頼を受けない事業所も増えてきているのが現状です。
次回の移動支援向上委員会の開催のご案内
移動支援の内容を少しでも改善したいと考え、移動支援向上委員会を立ち上げ、本日、メンバーとともに各市町村の議員にお願いのため、次回の移動支援向上委員会のチラシを配布しに行ってきました。
この委員会は、南大阪(堺市から南下した大阪府の地域とこちらでは定義しています)の訪問介護事業所と相談支援事業所のメンバーが集まり、移動支援についての改善点をお願いし、少しでも事業所が使いやすいサービス、利用者様や計画相談員が依頼がしやすいサービスにしていきたいという願いを込めて活動しております。
次回は、ケアセンターすずらんの事業所でおこないます。
開催日時: 2024年11月26日(13時から14時)
開催場所:大阪府岸和田市小松町2336番※ JR浜線久米田駅より徒歩10分
問い合わせ先: 072-599-8984 (こうのとり訪問介護:担当者 コウノ)
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