和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【介護の資格】実務者研修の資格取得にはテストがあります。その内容について解説します!

実務者研修の7日間ある6日目の講義が終了いたしました。無事にテスト合格された受講生さん本当におめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

今回は受講生さんは男性の比率が多く珍しいケースでしたが、最近の介護士事情は男性比率が昔と比べると少しづつ増加している傾向にあります。また、2025年1月の介護士国家試験を受ける方が多く、不安と緊張でいっぱいでしたが、最後にはみんなで楽しく本日のテストを終了することができました。

この6日目には介護に関するテストがあります。このテストを合格しなければ、実務者研修の資格を取得することができません。そんな介護のテスト内容をここでは簡単にお伝えし、今後、実務者研修の資格を取得しようと考えている方の参考に解説していきます。

実務者研修で行われるテスト内容とは

ここで行われるテストとは、実技に関わる内容のものとなります。実際の利用者様がいる前提に介護技術を展開し評価をします。

例えば「椅子に座っている利用者様を車椅子へ移し、近くの目的地まで行ってください。目的地に行くまでの間、寒いので上着を来てもらってください」といった一連の流れの事例を受講生さんに提示し、テストを行っていきます。

この例題で行くと

・椅子に座っている利用者様をまずは椅子から車椅子への「移乗介助」

・上着を着ていただく「更衣介助」

・車椅子での「移動介助」

の介護行為が必要になります。その介護技術の中で適切に行われていたかどうかが合格点の判断となります。このテストは過去に行われていた介護福祉士国家試験と同様の内容となります。昔は介護福祉士国家試験の筆記試験合格後に実技試験も存在し、その両方を合格することによりこ国家試験の合格となっていました。その内容が今では実務者研修の資格取得時に終了しておくこととなっています。

テストの加点対象となる考え方

テストの点数を取るには重要なものが2つあります。それは「残存機能の活用」「声かけ」になります。

残存機能の活用とは、利用者様ができる事は自分自身でしてもらえるように、こちらから声かけを行い本人で行っていただくことです。テストでは様々な事例で考えられますが、例えば片麻痺の方の場合、健康な方の手で何ができるのかということを考えながら、声かけを行い、テストを進めていく必要があります。

・更衣介助の場合でしたら、ボタンやチャックを自分自身で閉めていただくような支援

・車椅子への移動介助の場合は、車椅子のブレーキを利用者様、本人で外していただくような声かけ

こういったできることをしていただくように誘導していくような介護技術を展開すると高い点数が取得できます。

また、声かけも重要であり、利用者様に適切に声かけを行うことも加点対象となります。例えば、車椅子で動くときには「進みます」といった声かけや止まるときには「止まります」。

更衣介助で服を着た場合、最後に着心地の確認なども必要となってきます。このように普段現場ではあまり行われていないような細かな声かけがテスト合格には必要となってきます。

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