同行援護のサービスの対象者や資格要件について解説
同行援護のサービスとは、福祉サービスの一つであり視覚障がい者が利用できるサービスで外出支援に特化したサービスです。
この制度を利用し、日中買い物へ出かけたり、社会参加や余暇活動を楽しむことが目的となっております。それではそんな同行介護のサービス対象者とは?またそのサービスを担当することができる介護従事者の要件とは?についてここでは解説していきます。
同行援護の対象の利用者様とは!?
同行援護の利用者様は、重度の視覚障がい者の方が対象となります。軽度の視覚障がい者に各市町村が運営する地域生活支援事業である移動支援(ガイドヘルプ)としてのサービス対象になることがほとんどです。
同行援護というサービス種別とは居宅介護に含まれますので、国や都道府県が大元となって運営されており、全国共通のルールのもとで行われるものとなります。しかし、厚生労働省から都道府県へ、そして最終的には利用者様の住所を有する市町村へと委託されているため、各市区町村役場の障害、福祉担当の方の判断も大きく関わってくることも大切な点です。また、こちらのサービスを利用希望は、各市町村の障害福祉サービス担当係へお問い合わせください。
また、移動支援とは地域支援事業であり市町村のルールで行われており報酬や細かなルールにも違いがあるのが特徴です。このサービスは同行援護のサービスとは異なる制度となりますので注意が必要です。
同行援護従事者としての資格要件
同行援護のサービスは「介護福祉士」「実務者研修」「初任者研修(旧ヘルパー2級)」などの介護の資格を取得していてもサービスを担当することができません。
視覚障がい者の外出援助に特化した資格が必要になります。その資格とは「同行援護従業者養成研修一般課程」といった資格になります。※同行援護従業者養成研修応用課程の資格は一般課程よりもさらに上級の資格であり取得すると介護事業所のサービス提供責任者に就任することが可能となります。
資格を取得するには、視覚障がい者の移動介助、情報支援、代筆・代読の基礎知識など特殊な知識と技術が必要になります。
これらはよくイメージされる介護現場と違った知識や技術であり、視覚障がい者の方に対して適切な援助方法を見つける必要があります。
例えば、情報支援において、目の見える方の説明と目の見えない方への説明の方法は異なります。視覚障がい者の方に適切な方法で説明をすればその方自身が自己選択を行うことができ本人様にとってより良い選択肢を選ぶことができます。
逆に不適切な説明の場合、本人様が好まない選択肢を選んでしまうことになります。
こういったこともしっかりと研修の中で学んでいただき、現場で活躍できるようご丁寧に指導をさせていただきます。
これからこれから同行援護の資格の資格を考える方は、下記のページまで。
https://kounotori.biz/lesson03/
これから介護現場で活躍する皆様をお待ちしております。
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