和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【介護の資格】実務者研修で行われる介護のテストとは

本日、実務者研修の7日間ある6日目の講義が終了いたしました。本日無事にテスト合格された受講生さん本当におめでとうございます。

そして、お疲れ様でした。今回は男性の比率が多く珍しいケースでした。また、2026年1月の介護士国家試験も受ける方が多く、不安と緊張でいっぱいでしたが、最後にはみんな仲良く本日のテストを終了することができました。

この6日目には介護に関するテストがあります。このテストを合格しなければ、実務者研修の資格を取得することができません。

そんな介護のテスト内容をここでは簡単にお伝えし、今後、実務者研修の資格を取得しようと考えている方の参考にしていただきたいとおもいます。

実務者研修の介護に関するテスト

ここで行われるテストとは、実技に関わる内容のものとなります。

例えば「椅子に座っている利用者様を車椅子へ移し、近くの目的地まで行ってください。目的地に行くまでの間、寒いので上着を来てもらってください」といった一連の流れを受講生さんに提示し、テストを行っていきます。

この例題で行くと、椅子に座っている利用者様をまずは椅子から車椅子への「移乗介助」を行い、上着を着ていただく「更衣介助」を行い、車椅子での「移動介助」の介護行為が必要になります。その中で適切に行われていたかどうかが合格点の判断となります。

テストの加点対象となる考え方

テストの点数を取るには重要なものが2つあります。

それは「残存機能の活用」と「声かけ」になります。

残存機能の活用とは、利用者様ができる事は自分自身でしてもらえるように、こちらから声かけを行い本人で行っていただくことです。テストでは様々な事例で考えられますが、例えば片麻痺の方の場合、健康なほうの手で何ができるのかということを考えながら、声かけを行い、テストを進めていく必要があります。更衣介助の場合でしたら、ボタンやチャックを自分自身で閉めていただくような支援。車椅子への移動介助の場合は、車椅子のブレーキを利用者様、本人で外していただくような声かけ。こういったできることをしていただくように誘導していくと高い点数が取得できます。

また、声かけも重要であり、利用者様に適切な声かけを行うことも加点対象となります。例えば、車椅子で動くときには「進みます」といった声かけや止まるときには「止まります」。

更衣介助で服を着た場合、最後に着心地の確認なども必要となってきます。このように普段現場ではあまり行われていないような細かな声かけがテスト合格には必要となってきます。

残りは医療ケアのテスト合格

実務者研修6日目では、介護過程のテストが行われます。

そして、最終日の7日目には医療的ケアのテストが行われます。ここでは模型の人形を使い喀痰吸引(鼻腔、口腔、気管カニューレ)と経管栄養(経鼻、胃瘻)これらのテストが行われます。物品の準備から衛生面を配慮した手順、そして実際の医療的ケアの行為をテスト時に行っていただき、合格を目指す1日となっております。来週の講義ではそちらの合格を目指して、無事に卒業してくれることを願っています。

本日は6日目のテストの合格おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。

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