実務者研修ってどんな資格?初心者にも分かりやすく解説

よく聞かれる質問に「介護をしたいのですが、まずは何の資格を取得すれば良いですか?」という問い合わせです。
そういった時に私が1番お勧めするのは実務者研修の資格です。この資格は未経験で無資格の方でも取得できる介護の中でも上級の資格です。初任者研修という介護従事者に必要な資格を取得している方がさらに実務者研修を取得するといった費用も時間もダブルで費やし後悔することはたくさんいっらしゃいます。そんな実務者研修についてなぜお勧めするのかをここではご紹介いたします。
実務者研修の資格をお勧めする理由
ヘルパーの免許には様々ございますが、まず初心者の方が取得する資格に「初任者研修」の資格があります。さらに上級の資格に「実務者研修」の資格がございます。そして、実務者研修を取得した方が、実務経験を得て取得できる資格に「介護福祉士国家資格」がございます。こういったことから実務者研修の資格は上級の資格となりますが、無資格でも取得できる資格なので、初任者研修を取得してから実務者研修を取得する方もいらっしゃいますが、その場合どちらをも取得する費用と時間がダブルでかかることから就職にも有利な実用性の高い実務者研修を無資格未経験から取得することをお勧めしています。
受講生さんの中でも、初任者研修の資格を取得してから、実務者研修の資格を取得する方も多くいます。しかし、そういった方からよくお聞きする声が「初めから無資格で実務者研修を取得すればよかった」といった声です。
介護の学校を運営している私たちからの立場としても、無資格未経験でも、上級の実務者研修の資格が取得できるなら時間とお金のコストを軽減するためにも、初めから無資格で実務者研修の資格を取得することがお勧めしています。そして、その後、介護現場の経験とキャリアアップのため勉強を行い3年後に国家資格である介護福祉士の資格を取得する。それがベストな方向性だと考えています。
実務者研修を取得すると、どういった仕事ができるのか?
介護の資格にも様々な職種があり、利用者様の在宅で活躍する訪問介護。利用者様を送迎し日中過ごしていただくデイサービス。また、在宅で過ごすことが難しい方を施設の中で介護することにより生活を支援する施設サービスなど多種多様の介護サービスがございます。
これらのことを考え、自分に合った勤務時間や利用者様との接し方などを考えて、職種を選ぶ必要があります。以前介護の職種によってメリットとデメリットや特性などについて別のブログで解説していますので、ぜひ下記の内容を参考にしてください。
https://kounotori.biz/2025/11/04/kosodatekaigo/
それでは実務者研修の資格を取得すると、どういった仕事ができるのか?について解説していきます。
訪問介護事業所のサービス提供責任者
実務者研修の資格は、介護の資格でも上級の資格です。また、この資格を取得することにより、訪問介護の介護従事者として勤務することが可能です。※サービス付き高齢者住宅も含む
また、大きなメリットとして2つあります。それは「サービス提供責任者に就任することが可能」「介護士国家試験の受験要件を満たす」ということです。これら2つの要件を満たすことから、キャリアアップすることができ、給与のアップも考えられます。
その他デイサービスでも実務者研修以外の細かな資格の設定(認知症介護基礎研修等)がありますが、上級の実務者研修を取得していれば、それらの要件も満たすこととなり、働くことが可能となる資格となります。
このように細かな資格を取得するよりも上級資格である実務者研修を取得すれば、様々な要件を満たすことができ、キャリアアップも考えることができ、国家資格の取得にもつながります。
「介護の仕事でもどの職種についていいかわからない?」といった無資格の方でも時間とお金のコストを削減するため、ぜひ実務者研修から取得することをお勧めいたします。そんな実務者研修の資格は、下記のページまで。
https://kounotori.biz/lesson01/
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