和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン98「障害の理解〜障害の概念〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲についての学びを解説していきたいと思います。

今回、解説していく内容は「障害の理解」から障害の概念についてまとめていきたいと思います。

目次

・ICIDHとICFにおける障害の概念

・身体障害者手帳における障害の概念

・療育手帳における障害の概念

・精神障害者保健福祉手帳における障害の概念

・まとめ、感想

ICIDHとICFにおける障害の概念

WHO (世界保健機関)が提唱した考え方であり、現在はICF (国際生活機能分類)が使われており、障害をマイナス面ではなく、プラス面と考え、人間の生活機能と障害の分類法として世界の共通認識となっています。

過去にはマイナス面に焦点を当てたICIDH(国際障害分類)が使われていた。

身体障害者手帳における障害の概念

身体障害者福祉法に基づいて交付されます。交付対象は身体障害者障害程度等級表の6級まであり、障害の程度によって等級が振り分けられます。等級は7級まであるが、7級では手帳は交付されない。複数の障害がある場合や、重度の場合には1級となり、軽度になるほど数字が増えていきます。15歳以上の本人に交付され、15歳未満の場合は、その保護者に交付されます。

療育手帳における障害の概念

交付対象は児童相談所または知的障害者更生相談所において知的障害と判断されたものであり、知的障害は知能指数(おおむね70まで)と、日常生活能力によって判断されます。障害の程度は、「A(重度)」「B(その他)」に区分されます。様式や区分は地方自治体によって異なる部分もあります。

また、療育手帳はどの法律にも記載されていません

精神障害者保健福祉手帳における障害の概念

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に基づいて交付されます。1〜3級までの等級があり、手帳所持者は税制の優遇措置等が受けられます。

身体障害者福祉法精神保健福祉法に関しては違うページで解説していますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン17「社会の理解〜障害施策関連法〜」≫

まとめ、感想

障害は個性として、障害のある人が自分自身を肯定的に受け入れる考え方が必要です。障害のある人が意欲的に生活し、自立した暮らしを送れるための支援が大切です。各それぞれの手帳についての理解を深めて、試験に挑んでください。

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