和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン104「障害の理解〜盲ろう重複障害〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲から様々な分野について解説していきたいと思います。

今回解説していく内容は「障害の理解」から視覚障害、聴覚障害などの重複障害について解説していきたいと思います。

目次

・重複障害とは

・重複障害者とのコミュニケーション方法

・まとめ、感想

重複障害とは

【盲ろう重複障害】

視覚障害と聴覚障害が重複した障害者のことをいいます。障害の程度によって、「全盲ろう」「弱視ろう」「盲難聴」「弱視難聴」に分類されます。

【ろう重複障害】

聴覚障害に加えて、知覚障害、精神障害、視覚障害、肢体不自由、内部障害などの様々な障害を併せ持っている状態のことをいいます。2つだけでなく多数存在する場合も多い。

重複障害者とのコミュニケーション方法

孤立させないことが大切でありその方にとって適切なコミニケーション方法を見つけ出すことが必要です。コミュニケーションには以下の方法があります。

①話し手の手話を盲ろう者に触ってもらい意思伝達する「触手話」

②盲ろう者の両手の人差し指、中指、薬指の計6本の指を点字の6つの点に見立てて、指で打つことにより意思を伝達する「指点字」

③手のひらに書いたり、盲ろう者の手のひらに言葉を書いて伝える手書き文字」

などのコミニケーション方法があります。

介護上の留意点として、盲ろう者はそばに人がいても分からないので、そっと手で肩や腕に触れ、名乗ってから話しかけるようにします。あいづちなども手でそっと触れるなどの方法でおこないます。

また、ろう重複障害者は、生活や作業に関わる支援員のほか、看護師、理学療法士、手話通訳士など各分野の専門家と連携をとる必要があります。家庭・教育・職場の環境、社会的入院や施設利用に至る経緯などを把握し、その人の気持ちを理解することが大切になります。

まとめ、感想

重複障害の場合、視覚障害によって物事を判断できないのか?それとも知的障害があり物事を判断できないのか?そちらの判断基準が難しくしっかりとアセスメントする必要があります。それの情報をしっかりと把握したうえでコミニケーション方法などもその人に合った方法をしっかりと見つけ出し支援していく必要があります。

また、コミュニケーションをとることが難しいことから孤立しがちになる為、周りの支援者や家族などがしっかりと障害特性を理解しかかわるり、支えることが大切です。

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