令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン107「障害の理解〜精神障害〜」
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。
目次
・精神障害の概数
・精神障害者の種類
・統合失調症
・気分障害(うつ病、双極性感情障害)
・アルコール依存症
・精神障害者の治療
・精神障害者の介護の原則
・まとめ、感想
精神障害者の概数
「令和2年版障害者白書(全体版)」によると、
精神障害者の種類
【内因性精神障害】
統合失調症、気分障害、否定型精神障害など。
原因は解明されていない。
【外因性精神障害】
器質性精神障害(脳の病変によるもの)、症状性精神障害(体の病
脳や体の病変や薬物による影響により精神障害となります。
【心因性精神障害】
神経症、心因反応、パーソナリティ障害など。
ストレス、性格的要因、
統合失調症
青年期に多く発症する原因不明の疾患です。
陽性症状(健康な心理状態では認められない症状)として幻覚、
陰性症状(健康な心理状態から欠如した症状)として感情の平板化
幻聴の影響で、集中力の低下、恐怖感、不安感などを体験する。
また、介護福祉職と保険・医療関係者との連携が重要である。
統合失調症の回復期の患者は、
気分障害(うつ病、双極性感情障害)
【うつ病】
気分が沈み、行動や動作が緩慢になります。食欲低下、不眠、
うつ病に関する留意事項としては
①励ましや元気付けは症状が悪化することがある。
②医師による専門的な治療を受ける必要がある。
③うつ病と認知症は似ているため、識別は難しい。
【双極性感情障害】
躁うつ病ともいわれ、躁状態とうつ状態の2つの状態を繰り返しま
アルコール依存症
アルコールに精神・身体的に依存し、生活・
※振戦せん妄とは、アルコールが切れたときの離脱症状であり、
精神障害者の治療
薬物療法、精神療法、生活療法を行います。
精神療法とは、臨床心理士などが話を聞くなどして、
生活療法とは、日常生活の調整・指導・
精神障害者の介護の原則
①ありのままに順応し、共感する態度を示す。
②何もかも1人で思いがちなので、
③精神障害者の被害的な訴えを重視し、言動を認める。
④動きの少ない人はその意欲を引き出すため、
⑤治療に必要な薬の服用ができているか確認する。また、
まとめ、感想
精神障害者は、精神疾患を慢性的に抱え、
タグ:うつ病,アルコール中毒,介護福祉士,気分障害,精神障害,統合失調症