和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン109「障害の理解〜知的障害〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回は、介護福祉士の試験範囲から障害の理解」について解説していきます。今回、解説していく内容は知的障害について取り上げています。

目次

・知的障害の分類

・知的障害の原因

・ダウン症候群

・知的障害のある人のライフサイクルに応じた支援

・まとめ、感想

知的障害の分類

知的障害とは知的機能の障害が発達期(おおむね18歳まで)に現れ、日常生活に支障が生じているため、何らかの原因な援助を必要とする状態のことです。

知的障害は、WHO (国際保健機関)の国際疾病分類(ICD)では、知能テストによって測定した知能の状態指数で分類されます。分類は以下の通りです。

【軽度】

IQ 69〜50 (自立可能)

【中等度】

IQ 49〜35 (おおむね自立可能)

【重度】

IQ 34〜20 (部分的には自立可能)

【最重度】

IQ 20未満(自立できない)

知的障害の原因

病理作用により脳の発達に支障が生じた「病理型」と原因不明の生理型」があります。病理型が4分の1、生理型が4分の3であり生理型が大半を占めます

【病理型の原因】

染色体異常、胎生期の感染症、アルコールなどの中毒、代謝異常、内分泌系の疾患、栄養不良、出生時障害、発育期の高熱、その他の疾患や障害による脳障害。

ダウン症候群

知的障害と難病や先天的な心疾患などの合併症があります。ほとんどのダウン症は、21番染色体が1本多い染色体異常の「21トリソミー」型である。

ダウン症候群に関しては違うページで詳しくまとめていますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン84「発達と老化の理解〜先天性疾患〜」≫

知的障害のある人のライフサイクルに応じた支援

【乳児期】

家族の障害受容を支援する。

【幼児期】

保育園や幼稚園の障害児の受け入れにより、地域での生活を支援する。

【学童期】

特別支援教育があります。学校の長期休みや放課後には、放課後等デイサービスにより、家族の介護負担を軽減する。

【成人期】

地域で生活を続けるため、自立プログラムや福祉サービスの利用を支援する。

【壮年期】

親と死別した後の生活への適応を支援する。

【老年期】

地域で生活を続けるために、障害のある高齢者に適した支援体制やサービスを提供する

まとめ、感想

知的障害だけではなく障害者に対しては、その利用者に合った個別ケアが大切です。また、本人ができることを見つけて、本人の意欲を大事にし支援していく必要があります。

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