和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン123「こころとからだのしくみ〜消化器〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験分野であるこころとからだのしくみ」について解説していきます。今回その中でも消火器についてまとめていきたいと思います。

目次

・消化器について

・消化器系の名称と働き

・食物を摂取し排泄までの流れ

・消化器系の構造と消化液

・まとめ、感想

消化器について

口から摂取した食物が、消化器により消化され栄養分となります。

消化器系は「消化管」「消化腺」からなり、摂取した食物を腸管から吸収できる程度まで分解し、栄養分を吸収して血液中に送る働きをしている。

【消化管】

食道から胃・小腸・大腸と繋がり、肛門で終わる管のことです。食物の通路であり、消化と吸収を行う。

【消化腺】

消化管内に消化液を分泌する腺の総称。唾液腺・肝臓・膵臓・胃腺・小腸腺・大腸腺などをいいます。

消化器系の名称と働き

【胃】

胃液を分泌して食物を消化する。胃と十二指腸の境界にあるのは幽門である。幽門の働きは胃から十二指腸に送り出された食物が再び胃に戻らないようにする役割をしている。胃と食道の境界にあるのは噴門である。噴門の役割は、胃で消化されたものが逆流して食道に戻らないようにする役割をしている。

【肝臓】

脂肪の消化を助ける胆汁を分泌する。取り込まれた栄養の処理や貯蔵、有害物質の解毒・分解・排泄などを行う。肝臓内で生成された胆汁は、胆管を通って胆嚢に蓄えられる。

【胆嚢】

胆嚢は肝臓の下部にあり、肝臓と胆管でつながっている。食物を消化が始まると、胆嚢に蓄えられた胆汁が十二指腸に排出される。

【膵臓】

ランゲルハンス島をもち、グルカゴンインスリンなどのホルモンを分泌する。

※ランゲルハンス島とは、膵臓にあり、グルカゴンを分泌するα細インスリンを分泌するβ細胞がある。

【小腸】

十二指腸、空腸、回腸に区分されます。分泌される胆汁や膵液、腸液などの消化液により、化学的消化が行われ、栄養分が吸収されます。

【大腸】

盲腸、結腸、直腸に区分されます。小腸で栄養を吸収したり残りから、さらに水分を吸収し、糞便を形成して肛門から排出する。直腸から脊髄神経を経て大脳に刺激が伝わり便意を感じる

食物を摂取し排泄までの流れ

口から摂取された食物は、噛み砕かれ(咀嚼)唾液と混ぜあわせて食塊となり、飲み込まれ(嚥下)、食道を通化し、胃へと運ばれます。

胃では胃液と混ぜ合わされ、蠕動運動により小腸へ送られ、最終的に大腸から肛門まで運ばれます。

※蠕動運動とは、消化管などの管状の臓器が内容物を液状にして送る基本的な運動形式のこと。副交感神経が働けば盛んになり交感神経によって抑制されます。

消化器系の構造と消化液

【小腸】

十二指腸、空腸、回腸に区分され、長さは6〜7mあります。

【大腸】

盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸に区分され、長さは1.5mある。

【肝臓】

重さ約1200gの器官で、栄養の貯蔵などのほか、不要なアンモニアを分解して尿素を作る。

【消化液】

唾液は炭水化物を消化胃液はタンパク質を消化膵液は炭水化物・タンパク質・脂肪を分解する酵素を含みます。胆汁は脂肪を乳化してリパーゼの働きを助け、消化しやすくする。

※リパーゼとは、消化酵素の1種で中性脂肪を分解します。膵液や胃液、腸液などに含まれています。

まとめ、感想

今回、投稿した内容により人間が口から食物を摂取し、排泄までの仕組みが理解できたかと思います。これらの動きが連動し人は食物から栄養をとり生きることができます。

またストレスなども胃を痛める原因になりますので、介護現場で頑張ることも大切ですが、自分自身の健康のために趣味や遊びなどストレス発散することも大切ですね。

タグ:,,,,,

« 前のページに戻る