【介護の契約を動画で説明】利用者様に円滑に制度を利用してもらうために
カイゴミライズアカデミーが運営するとこうのとり訪問介護では契約書に関わる説明を利用者様に目で見てわかりやすいように動画を作成しています。なぜ?従来の契約書では利用者様の理解が深まらないのか。そして、形式的な契約になってしまうのかを今回ここでは解説いたします。また、動画で説明することにより、どのようなメリットがあるのかも紹介していきます。
介護にかかる契約書関連書類とは
介護に関わる契約書類は、行政が用意したフォーマットで契約を交わし、事業所と利用者様が各自、1セットづつ保存をしなければならないとされています。そんな契約書ですが、この介護の制度ができた当時からほとんど契約書の内容と契約終結方法が変わっていないのが現状です。さらに言うと、介護関連の制度が大きく変革するときには、契約書面に加えなければならない文章も追加(2024年度には虐待委員会やPCB計画など)され、さらに難しい内容を利用者様に説明しなければなりません。
そんな形式的で小さな文字で漢字がたくさん使われた契約書は利用者様にとって馴染み深いものではありません。私が働く訪問介護の契約書類関連にはたくさんの説明と署名が必要になります。書類の書類は①重要事項説明書②契約書③個人情報利用同意書があります。
こんなたくさんの書類を一度に文字だけで説明される高齢者や障がい者の方は契約書類後も、しっかりと理解しているとはいえない状態で、サービス利用が始まるのが現状です。今回はこんな問題を打破するため、契約書の説明をポップな動画にし視覚的にわかりやすい内容にまとめました。
契約に関わる説明を動画にするメリット
私たちの利用者様には知的障がい者・視覚障がい者をお持ちの利用者様、高齢で目の不自由な方もたくさんいらっしゃいます。また、耳の聞こえない方にも丁寧に説明し理解していただく必要があります。そういった方達に行政側が用意した形式的で小さな文字だけで説明するのは理解しがたい状況です。この難しい内容を視覚的にわかりやすい内容に重点をまとめて表現することにより理解しやすい説明動画になりました。介護以外の民間事業ではでは契約の説明について動画を見た後に署名を行うのはこの世では当たり前です。最近、僕が携帯会社と契約を行ったときにも「5分の動画を見た後に署名をよろしくお願いします」といった契約方法でありデジタル化とマニュアル化が同時に並行し書面での契約が少なくなってきています。
しかし、この介護業界ではその当たり前が置き去りになっており、契約内容をわからず、行政の用意した小難しい契約書でどこの事業所でも代わり映えのない契約書面で形式的に利用者様が説明を受けサービスが開始されることがほとんどです。高齢者の方や障がい者の方に優しい契約内容を心がけ、今回の取り組みに至りました。
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