和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【身体障がい者の外出支援】全身性ガイドヘルパーの資格!本日から始まりました!

本日より全身ガイドヘルパーの研修が始まりました。この全身性ガイドヘルパーは3日間の講義を受けることにより取得できる資格となります。

今回は、「教室コース」「Zoomコース」「動画視聴コース」の3コースを同時に開催しており、オンラインも積極的に取り組んでいます。しかし、このオンラインも来年の4月以降は行政からは認められなくなり、教室コースのみになります。

そんな全身性ガイドヘルパーではどのようなことが学べるのか?そして、資格を取得をすればどのようなメリットがあるのかを解説していきます。

1日目のカリキュラムについて

オリエンテーション

まずは資格取得までの重要な内容についてここでは説明いたします。遅刻や欠席の扱いについてのルール、各種提出書類など。3日間のうちに必要なルールや内容を確認いたします。

また、2日目と3日目に関しては実技演習が行われますので、演習に必要な持ち物も必要です。そういった3日間の流れをこのオリエンテーションでは解説いたします。

障がい者の人権について

人権の定義や問題などについて学びいただく講義となります。弁護士の講師が動画での解説や教室に来ていただき、受講生さんに説明をいたします。また、障がい者の方に関しては内閣府が実施した「人権擁護に関する世論調査」のデータに基づき、どのような人権問題が起きているのか?具体的なお話も行っております。そして何よりも問題にあげなければならないのが「虐待」についてです。虐待の定義や種別、そして、虐待発見時に行わなければならない義務等。障害者虐待防止法や高齢者虐待防止法、児童虐待防止法などを通して学んでいただきます。その他にも障害者差別解消法や障害者雇用促進法など障がい者に関わる法律を学べるカリキュラムとなっております。

障害者の福祉制度と移動支援について

まずは障害者のサービスを行う上で、大元となる制度である「障害者総合支援法」とはどのようなものかを解説いたします。この制度があることにより、様々な障害福祉サービスが利用できることになっております。居宅介護や就労支援、放課後等デイサービスやグループホームなどの根拠となる制度となります。

また今回取得する資格は、身体障がい者の外出支援に特化したサービスなので、障害者手帳の種別やこの手帳を使用し受けることができるメリットなども解説していきます。

また、地域支援事業である移動支援についての成り立ちや定義、移動支援の目的や運用方法など、現場だけでは学べない知識を講師が資料とともに実際経験した事例をもとにお話しいたします。

移動支援従事者の業務

移動支援には様々な支援が必要となります。外出するための準備や移動介助。また、外出先での様々な場面に応じた配慮や対応。そして、最悪の事態も考えられますので、事故発生時の対応や事故が起こってしまう原因や防ぐ方法もここでは考えていきます。

移動支援従事者の職業倫理

介護に関わる上での法律についてここでは考えていきます。冒頭でも述べた障がい者の虐待に関する法律や差別に関わる法律など様々存在いたします。

例えば、外出支援には道路交通法も関わってきますので利用者様の安全のためにも学んでおく必要があります。そして、我々は利用者様と関わる上で必ず知ってしまう情報も個人情報保護法をもとに守らなければならないと定められています。また、この個人情報は、社会福祉及び介護福祉法にも記載されており、個人情報の間違った取り扱いにより「信用失意行為の禁止」「秘密保持義務」「誠実義務」という言葉で明言されており、個人情報漏洩が原因で利用者様に損害を与えてしまった場合には、懲役系や罰金系なども定められています。こういったリスクに対しても考えていきます。

全身性ガイドヘルパーの資格の使い方

この資格を取得すれば、身体障がい者の外出支援であるガイドヘルパーを行うことができます。ガイドヘルパーだけの資格でいうと知的障がい者と精神障がい者に関しては別途、異なる資格が存在いたします。

ただし、市町村によって要件が違い初任者研修(旧:ヘルパー2級)以上の資格があれば、身体、知的、精神の3障害の利用者様、すべてにガイドヘルパーとして対応できる市町村がほとんどです。

しかし、一部の市町村では、全身性ガイドヘルパーの資格がなければ、身体障がい者の方への支援が不可能という要件を設けられてられている市町村もあります。このように自分がどの市町村でガイドヘルパーとして活躍したいということを考えたときにその市町村の要件をしっかりと確認し、必要と考えた場合には、この資格を取得するメリットがあります。

資格の取得の要件については、各市町村市町村役場の障害担当窓口にて確認することが必要です。

また市町村によっては役所のホームページの中で「移動支援ガイドライン」として掲載されているところもありますので、各自ご確認ください。

3日間行われる。資格取得までの流れ

このように1日目では移動支援についての座学について学んでいただく内容となっております。そして、2日目は障がい者の方の病気や心理の理解、そして、移動介助に係る基礎知識や考え方など技術的なことを学んでいただきます。3日目には実際、車椅子などを使用し外に出て交通公共機関を利用し外出を行う演習も行います。この中で「車椅子ユーザーの目線」も経験していただき「もし自分が車椅子での生活だったら?」というような障がい者当事者目線の体験も行っていただきます。そして、すべてのカリキュラムが終了し、全身性ガイドヘルパーの資格を授与させていただきます。ぜひ、これから身体障がい者のガイドヘルパーをしてみたい。とご興味のある方は下記のページにて申し込みすることが可能です。

【カイゴミライズアカデミー 全身性ガイドヘルパー】

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