グループワークが生み出す絶大な効果とは?人と人の関りが深くなれば楽しい授業ができます。
今日は私が行う介護の研修、またその他の研修や講義でもよく使っているグループワークについて書いていこうと思います。私たち介護職に携わる人間はグループワークに関してはなじみが深いものだと思います。介護職で行われるグループワークにはケース会議や担当者会議などがあります。またデイサービスではレクリエーションでも使用することは、多々あります。
今回の記事は、グループワークがどのような効果を生み出すのか?ということをテーマに投稿させていただきます。
それでは本題に入りましょう!!
目次
・そもそも介護でいうグループワークとは?
・グループワークを行ううえでの3つのルール
・グループワークの鉄則①「意見は平等に」
・グループワークの鉄則②「役割を決める」
・グループワークの鉄則③「意見は否定しない」
・最後に・・・
そもそも介護でいうグループワークとは?
私たちが介護職で働くうえで行っているグループワークがあります。それは、一つの事例に対してどのように問題解決を行っていくか会社のスタッフ同士、また、同じ業界に携わる専門職の方と話し合う「ケース会議」。また、一人の利用者様に対して専門職が専門的な見解から問題解決を行っていく「担当者会議」。これらは介護職の業務上、不可欠なグループワークになります。私はグループワークの効果に関しては絶大なものがあり、密な検討ができる機会だと考えています。
しかし、間違ったやり方やルールでグループワークを行えばそれは時間の無駄になります。時間の無駄どころか逆効果になることもあります。グループワークは、しっかりとしたルールをもとに行えば絶大な効果を発揮します。今回、グループワークの効果やルールについてお伝えできればと思っています。
グループワークを行ううえでの3つのルール
グループワークをする際には3つのルールがあります。それをグループワークをする前に事前に説明し準備する必要があります。それをするか?しないか?によって効果は圧倒的に変わってきます。今から役割とその必要性について説明していきます。
グループワークの鉄則①「意見は平等に」
一人の方が一方的に話すことはタブーです。全員に意見を聞き、全員の意見を反映することによりグループワークが成り立ちます。何も言わず黙っている人にもしっかりと話す機会を与えてください。ナイスなアイデアが期待できます。実際、私が会社内や研修、授業などで行うグループワークでも意見しない人に話をしてもらうと素晴らしい気づきを持っている方がいます。まず、順番に全員が話せる機会を設けてください。
グループワークの鉄則②「役割を決める」
一つ目にある「意見を平等に」するためには役割を決める必要があります。また、役割を決めることによって時間の無駄を省くことができます。「役割を決める」には3つの役割を決める必要があります。
1つ目は「司会進行」です。全員の意見を聞くため。また、時間を効率的に使うため司会進行の役割は重要です。明確な司会進行を定めることにより、一人の方が一方的にしゃべることを防ぎ、意見をしない方に対して意見を求めることができます。
2つ目の役割「書記」です。みんなの意見を要約しまとめることにより見やすい資料が出来上がります。
3つ目は「発表」です。この役割を一番嫌がる人が多いのが実際です。書記がまとめてくれた資料をみんなにわかりやすくは発表し認識してもらう役割になります。
この3つの役割を、グループワークを行う前に決定すれば圧倒的に効果が変わります。
グループワークの鉄則③「意見は否定しない」
グループワーク内では、みんなが出した意見を否定することはタブーです。一人一人の考え方があり、一人一人の結論があります。それを否定してしまえば「みんなが話しやすい空間」が実現しないわけです。グループワーク参加者が気持ちよく話せる環境を作り出すことが成功の秘訣です。
最後に・・・
以上の3つを私がグループワークを実行する前に参加者に提示するルールになります。いくら職種が違えど、年齢が違えど貴重な意見やヒントはみんなが持っている可能性があります。その機会を逃さないためにもルールや役割をしっかりと決め取り組む必要があります。それはケース会議や担当者会議でも言えることです。一人一人の利用者様に対する思いやアイデアは職種や年齢、人格を超えて利用者様の生活を豊かにするヒントになります。
タグ:グループワーク,ケース会議,役割,意見は平等,担当者会議