和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン65「介護過程〜介護過程のプロセス〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回の投稿では介護福祉士試験範囲の中から介護過程」について解説していきます。介護過程の中から、介護過程のプロセスについて今回は詳しくまとめていきたいと思います。

まとめ、感想

・介護過程のプロセス

・介護過程の考え方

・ケアマネージメントと介護過程

・まとめ、感想

介護過程のプロセス

介護過程では決められた手順があります。

情報収集とアセスメント→ ②目標と計画の立案→ ③実施→④評価の順番で介護過程は行われます。

①では、専門知識と技術を駆使して、利用者の生活課題を介護の現場から判断します。

②では、解決するための計画を立案します。

③では、計画に基づき支援を実施します。

④では、実施した支援を評価します。

これらの介護過程は繰り返し行われることにより質の良い計画が作成され、適切な支援が行えます。

【各プロセスでの具体的な支援】

《情報収集とアセスメント》

①情報収集②情報の解釈、関連付け、統合化

《目標設定と計画の立案》

①目標の設定②具体的な支援内容、支援手順の決定

《実施》

①計画の実施②計画に基づいた実施状況の把握③自立支援、安全と安心、尊厳の保持等を考慮④利用者の反応と可能性を見つける⑤新たな課題の発見

《評価》

①目標の達成度の設定②支援内容、方法の適切性を検討③今後の方針の検討④計画の修正の必要性を検討

介護過程の考え方

介護過程を展開することにより、利用者の課題の解決と自己実現を目指します。さらに、介護職だけではなく利用者に関わる様々な専門職との連携も図る必要があります。

それでは介護過程に関する考え方について解説していきます。

【介護過程の意義】

介護過程では次のことに注意し取り組む必要があります。

客観的で科学的根拠に基づいた介護が実践できるようにする。

②利用者が個々に適した介護を提供する。

③利用者の自己実現を目指す。

④介護の専門性を高める

【介護過程の8つの視点】

 ICFの視点に基づく利用者象の把握

尊厳を守るケアの実践

個別ケアの実施

生活と人生の継続性の尊重

⑤生きがいややりがいのある生活

⑥生活の自立支援

⑦他職種協働と連携

⑧根拠に基づく介護実践と的確な記録

ケアマネージメントと介護過程

介護支援専門員(ケアマネージャー)は、ケアマネジメントを行うことにより、利用者に対して必要なサービスを受けることができるよう調整します。ケアプランに利用者が関わるサービスを反映し、各事業所との連絡調整を行い適切なサービスが提供されるよう援助します。

また、介護過程とはケアプランをもとに介護計画を作成し、サービスの実施を行います。

ケアマネジメントについては違うページで詳しくまとめていますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和3年度ケアマネージャー試験をケアマネ資格取得者が説明していきます!レッスン13【介護支援分野編〜ケアマネジメント〜】≫

まとめ、感想

介護過程はサービスを提供する上で必ず必要な作業となります。介護課程のプロセスを通して、個々の利用者に適切なサービスを提供することができます。また、適切にサービスが行われていない場合は再度、アセスメントを行い計画を見直す必要があります。介護過程のプロセスはこのようなサイクルを経て利用者にとって適切な介護計画を作成することができます。またサービスが適切であっても利用者の身体状況が変わった場合には、再度アセスメントを行い介護計画を作成する必要があります。

介護の現場では、たくさんの書類があり、日々サービス提供責任者の方は苦労しているのではないでしょうか?利用者に質の良いサービスを提供することはもちろんのこと監査等の行政対応のことも考えしっかりとした書類の作成が必要です。

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