和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン135「こころとからだのしくみ〜食事に関する医療職との連携〜」

どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲からこころとからだのしくみ」について解説していきます。

解説していく内容は、食事に関する医療職との連携についてまとめていきたいと思います

目次

・食事摂取時での医療職との連携

・誤嚥のサイン

・まとめ、感想

食事摂取時での医療職との連携

深刻な誤嚥は死に至る場合もあります。次の症状が見られた場合には、誤嚥のリスクの可能性があるため、すぐに医療職との連携が必要です。

窒息がある

脱水、低栄養状態がある

③食事時間が1時間以上かかる

④夜間に咳き込む

肺炎・発熱を繰り返す

また、食事中に甲状軟骨(喉仏)の動きがはっきりしない、緊張した表情をしている、喉が痰でゴロゴロしているなどの症状は、誤嚥性肺炎の予兆です。

誤嚥のサイン

【窒息】

声が出せない、もがく、チョークサイン、呼吸音がゴロゴロ・ヒューヒューといった音になる、呼吸困難のため顔面が赤紫色になる(チアノーゼ)、脈拍・血圧が上昇、痙攣や脱糞を伴う、激しくのたうち回るなどが見られるようになります。

1分を過ぎると意識を失い、硬直した表情になり、昏睡状態で筋肉の弛緩、仮死状態に陥り、1分半を過ぎると回復の可能性はなくなる。

【脱水】

口の中や口唇の乾燥、脇の下の乾燥、肌荒れ、尿量の減少・濃縮尿、頭痛、全身倦怠感、活動性の低下、食欲不振、めまい、嘔気・嘔吐、発熱、意識低下、痙攣などが見られます。

まとめ、感想

高齢者では、脱水の症状が現れにくく、体温調節機能も低下しているため脱水になりやすい。また感覚機能も低下しているため暑い部屋にいても暑く感じないなど脱水症状や熱中症を引き起こすリスクも高くなります。

我々、介護職がそのような環境をしっかりと把握し、整えていくのも仕事の1つですね。また、利用者のADLに応じて食事形態もアセスメントする必要があります。

食事形態に関しては違うページでまとめていますので、下記のページを参考にしてください。

≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン133「こころとからだのしくみ〜経管栄養〜」≫

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