【介護福祉試験対策】障害の基礎的理解について徹底解説
介護福祉試験対策として今回は障害の基礎的理解について解説して
現在、
ICFに基づく「障害の概念」
WHO (世界保健機関)によって策定された「ICF(国際生活機能分類)」
ICFでは、
3つの生活機能「心身機能・身体行動」・「活動」・「参加」
それと相互作用による「背景因子(環境因子)」・「個人因子」
によって健康状態が関係すると考えられます。
障害者手帳制度
障害者手帳には、身体障害者、知的障害者、
障害者手帳の種別と内容
【身体障害者手帳】
対象:身体障害者
手帳の等級: 1〜6級
内容:法律に基づき身体障害者と認められるためには必要なもので
【療育手帳】
対象:知的障害者
手帳の区分:「A1 」「A2」「B1」「B2」※ A1が重度
内容:法律ではなく、1973年(昭和48年)の厚生省の事務次
【精神障害者保健福祉手帳】
対象:精神障害者
手帳の等級:1〜3級
内容: 2年ごとに更新する人があります。
※また障害者手帳に関して、さらに詳しく解説しているページがありますので下記のページを参考にし
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準
障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準は、
ランクJ【生活自立】
何らかの障害などを有するが、
①交通機関などを利用して外出する
②隣近所へなら外出する
ランクA【準寝たきり】
屋内での生活はおおむね自律しているが、介助なしには外出しない
①介助により外出し、日中はほとんどベッドから離れて生活する
②外出の頻度が少なく、日中も寝たり起きたりの生活をしている
ランクB【寝たきり】
屋内での生活は何らかの介助を要し、
①車いすに移乗し、食事、排泄はベッドから離れて行う
②介助により車いすに移乗する
ランクC【寝たきり】
1日中ベッド上で過ごし、排泄、食事、
①自力で寝返りをうつ
②自力で寝返りもうてない
障害福祉の基本理念
ノーマライゼーション
1950年代にデンマークの「バンク・ミケルセン」
リハビリテーション
リハビリテーションは、心身の機能の回復にとどまらず、
また、ノーマライゼーションとリハビリテーションは2002年(
ソーシャル・インクルージョン
ソーシャル・インクルージョンとは、
ソーシャルインクルージョンという考え方の前段階にはインテグレ
【インテグレーション(統合)】
障害者と健常者を区別するのではなく、
【インクルージョン(包括)】
共生できる場を作るということに限らず、
【ソーシャル・インクルージョン】
高齢者や障害者、
ここで問題!
【問題】
ソーシャル・インクルージョンとは全人間的復権のことである。
【答え】
ソーシャルインクルージョンとは共に生き、支え合うことです。記述は、リハビリテーションの理念です。
国連による障害者施策の流れ
1971年(昭和46年)
「知的障害者の権利宣言」採択
1975年(昭和50年)
「障害者の権利宣言」採択
1981年(昭和56年)
「国際障害者年」実施
→「完全参加と平等」
1983 (昭和58年)〜1992年(平成4年)
「国連・障害者の十年」実施
→終了後の1993年に「障害者の機会均等化に関する標準規則」
1993年(平成5年)〜2002年(平成14年)
「アジア太平洋障害者の十年」実施
→その後、2003年から2012年までを第二次、2013年
2006年(平成18年)
「障害者の権利に関する条約」採択
→「障害者の人権・基本的自由の確保」と「尊厳の尊重の促進」