和泉市 実務者研修 カイゴミライズアカデミー

【障害受容について】介護福祉試験範囲を解説

この投稿では介護福祉士の試験範囲について解説していきます。カリキュラムでは「障害の理解」の知識となりますので介護福祉士国家試験に挑戦する方はこのページを参考にしていただければと思います。現在、カイゴミライズアカデミーでは、介護福祉試験対策コースを開講中です。「1人ではヤル気が湧かない」そんな方にはオススメのコースです。詳しくは下記のページまで

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障害受容の過程

今まで健康な人が障害を負ったときに、障害を負ってしまった現実を受け入れるまでの過程を「障害の受容」といいます。障害受容するには一定のプロセスをたどります。このプロセスは、必ずしも段階的に進行するものではありません。避妊や混乱など一進一退を繰り返しながら。また、第1段階の「ショック期」から第4段階「努力期」まで一つ一つの過程をたどれず段階を飛ばす方もいらっしゃいます。そして、最終段階の「受容」という段階に達します。

それではそのプロセスについて解説していきます。

障害の需要のプロセス

【第1段階:ショック期】

障害があるという状態に衝撃を受けている段階です。実感することが難しく、現状がわからず無関心な状態

【第2段階:否認期】

障害の存在を強く否定する段階です。同時に回復するであろうと期待を抱いている状態

【第3段階:混乱期】

障害という現実を否定できなくなり、怒りや悲しみ、抑うつといった感情が現れ、混乱状態に陥っている状態

【第4段階:努力期】

感情的な状態から抜け出し、障害のある状態に適応するための方法を考え、努力していく状態

【第5段階:受容期】

障がいがあることを受け入れていく段階。障害があることを前提に人生の新しい目標をもち、それに向かい進んでいく状態

適応機制

障害のある状態に適応し、受容するまでには様々な迷いやが混乱などのプロセスを経ることになります。こうした時に緊張感や不安感から解放されることを目的として適応機制」が働きます。適応規制は、生活を送る上で様々な欲求不満を原因として起こるものです。そのような要求不満を抑えるために適応規制が働きます。それでは適応機制の種類と特徴について解説していきます。

適応機制の種類と特徴

【抑圧】

認めたくない要求や感情を、心の中に押さえ込んで無意識のうちに我慢すること

【逃避】

現実から目をそらし辛い状態から逃れ、心の安定を図ろうとすること

【退行】

耐え難い事態に直面したときに、幼児期などの未熟な段階に戻ることで自分を守ろうとすること

【合理化】

自分にとって都合の良い理由をつけて、自分の失敗を正当化しようとすること

【補償】

不得意な分野における劣等感を他の分野における優越感で補うこと

【置き換え】

ある対象に向けた要求や感情を他の対象に向けて表現すること

【代償】

目的とするものが得られないときに、代わりのもので満足を得ようとすること

【昇華】

すぐには実現することのできない要求を、社会的に価値の高い活動に置き換えて満たそうとすること

【同一化(同一視)】

他者の名声や権威を自分に当てはめて、要求を満たそうとすること

【投射(投影)】

自分の欠点や不都合な感情を他者の中にあるものとして、非難することで不安から逃れようとすること

【反動形成】

表には出したくない欲求や感情と正反対の行動をとり、欲の感情を隠そうとすること

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