令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン67「介護過程〜チームアプローチ〜」
どうも。カイゴミライズアカデミーで講師を務めます。河野つなきです。今回も介護福祉士の試験範囲の中から様々な分野について解説していきたいと思います。今回は「介護過程」の中からチームアプローチについて説明していきます。
目次
・チームアプローチ
・ケアプラン(介護保険)
・ケアカンファレンス
・モニタリング
・まとめ、感想
チームアプローチ
利用者を中心に様々な専門職がチームを組んで介護を行うことによって、利用者に総合的な質の高い介護サービスの提供を行うことができます。介護福祉、介護支援専門員(ケアマネージャー)、医師、看護師、栄養士、ソーシャルワーカー、ボランティアなどがチームのメンバーとなります。
メンバーの人数は必要に応じて増減します。各メンバーは対等な立場であり、それぞれの専門職の視点で利用者を理解し、他職種と情報交換することにより利用者の生活課題を明確化します。
また職種に関しては違うページで詳しくまとめていきますので、下記のページを参考にしてください。
≪令和4年度介護福祉士国家試験を介護福祉士が解説をします!レッスン25「介護の基本〜リハビリ〜」≫
ケアプラン(介護保険)
在宅では、居宅介護支援事業所の介護支援専門員(ケアマネージャー)が居宅サービス計画(ケアプラン)を作成します。
施設では施設の介護支援専門員(ケアマネージャー)が施設サービス計画(ケアプラン)を作成します。
ケアプランでは利用者を支援する様々なサービスや事業所が記入されています。また、利用者の目標も記入されており、その目標に向かって専門職は利用者の支援を行います。
ケアマネージャーが行うケアマネジメントについては、違うページで詳しく解説していますので下記のページを参考にしてください。
≪令和3年度ケアマネージャー試験をケアマネ資格取得者が説明していきます!レッスン13【介護支援分野編〜ケアマネジメント〜】≫
ケアカンファレンス
より良いケアを提供するために、関係者が行う会議のことをケアカンファレンスといいます。介護福祉職チームが介護目標と介護計画に従って共同で取り組むチームケアが質の高いサービスを提供するためには必要です。そのためにチームのメンバーが利用者の問題点等についてケアカンファレンスが行われます。サービス担当者会議はケアカンファレンスの一種です。
【サービス担当者会議】
サービス担当者会議は、介護保険制度の中で義務付けられており、介護支援専門員(ケアマネージャー)が主催するものです。ケアプランについて検討する会議であり、専門職や利用者、その家族も参加します。介護職としての役割は、利用者の日常生活に関する情報を提供します。また、必要があれば利用者の権利の代弁(アドボカシー)することも求められています。
ケアプランが完成すると利用者や家族に説明を行い、文書により利用者の同意を得ることが義務付けられています。ケアプランに定められた計画や目標について適切に行えているか確認を行うのがモニタリングです。
また、サービス担当者会議については違うページで詳しく解説していますので、下記のページを参考にしてください。
≪令和3年度ケアマネージャー試験をケアマネ資格取得者が説明していきます!レッスン13【介護支援分野編〜ケアマネジメント〜】≫
モニタリング
モニタリングとは、ケアプランに位置づけた目標の達成に向けて「計画通り支援が実施されているか?」「目標に対する到達度はどうか?」「サービスの種類や支援内容や支援方法は適切か?」「利用者に新しい課題や可能性が生じていないか?」「サービスに対しての満足度はどうか?」を確認することです。
まとめ、感想
今回は介護保険制度で重要な立ち位置である介護支援専門員(ケアマネージャー)について軽く触れてきました。ケアマネージャーが作成するケアプランによって、我々、介護職のサービスが位置づけられています。そして、様々な専門職が存在する福祉の仕事。お互いがしっかりと尊敬しあい、フォローすることがチームとしては大切です。
タグ:チームアプローチ,ケアマネージャー,ケアプラン,モニタリング,担当者会議,介護福祉士
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