【介護の家事援助について】試験範囲を介護福祉士試験対策の講師が解説
介護福祉士国家試験の試験範囲でもある「家事援助」
現在、
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調理について
調理の基本
調理において大切な事は、利用者の好みや状態を把握し、
調理の手順
調理はまず①献立を決め→②食材を選び→③下ごしらえ→④味付け
なお、和食(一汁三菜)の基本的な配置は、右利きの場合、
①「左奥:副菜(煮物など))
②「右奥:主菜(焼き魚などのメイン)」
③「左手前:主食(米など)」
④「右手前:汁物(味噌汁など)」
⑤「中央:副菜(和え物など)」
加熱による調理方法
調理方法には加熱を必要とする「加熱操作」と加熱を必要としない「非加熱操作」があります。
《加熱操作》
①湿式加熱:水を使って茹でたりたりむしたりするもの
②乾式加熱:水を使わずに焼いたりあげたり炒めたりするもの
③誘電加熱:電子レンジによる加熱
④誘導加熱:電磁調理器による加熱
調理環境を清潔に保つための方法
【布巾】
食器などを拭いた布巾には大量の細菌が付着しており、
【スポンジ】
食器を洗った後のスポンジに泡が残ると、細菌が繁殖しやすく、
【まな板】
魚や肉を切ったまな板を熱湯で洗い流すと、
【金属製の食器】
殺菌消毒の際は、ネットや薄めた漂白剤なので煮沸消毒する。
【包丁】
刃の部分だけでなく、刃と持ち手の境目の部分も洗浄して消毒する
食中毒の特徴・症状・予防
【ウェルシュ菌】
《特徴》
酸素のないところで増殖する。カレー、煮魚、
《主症状》
下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛など
《予防法》
常温で保存すると増殖し、熱に強い芽胞という細胞を作るため、
【カンピロバクター】
《特徴》
加熱不十分か、生の鶏肉などを食べることで発生がすることが多い
《主症状》
下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛など
《予防法》
生や生に近い状態の鶏肉を食べる事は避け、十分に加熱(中心部7
【サルモネラ菌】
《特徴》
卵とその加工品、鶏肉などの食肉が主な原因食品
《主症状》
下痢、腹痛、発熱、嘔吐など
《予防法》
卵や肉は十分に加熱(中心部を75ど以上で1分間以上)する。
【腸炎ビブリオ】
《特徴》
生鮮魚介類、生魚に触った手指や調理器具を介した二次汚染で発生
《主症状》
下痢、腹痛、発熱、嘔吐など
《予防法》
真水や低温に弱いので、真水で十分に洗う。4℃以下ではほとんど繁
【黄色ブドウ球菌】
《特徴》
食品中で増殖するとエンテロトキシンという毒素を生成し、
《主症状》
下痢、腹痛、嘔吐など
《予防法》
手の傷口などを介するので手指の洗浄、調理器具の洗浄殺菌。
洗濯について
洗濯方法の違い
洗濯方法には次の水洗いとドライクリーニングがあります。
【水洗い】
水溶性の汚れを落とすのに適している。血液や尿など、
【ドライクリーニング】
油性の汚れを落とすのに適している。
漂白剤の分類
漂白剤には「還元漂白剤」と「酸化漂白剤」があります。酸化漂白剤はさらに「酸素系漂白剤」と塩素系漂白剤」
【還元型漂白剤】
性質:弱アルカリ性
用途:白物用の洗剤。色柄物には使用しない
【酸素系漂白剤】
性質:「液体は弱酸性」「粉状は弱アルカリ性」
用途:白物・色柄物どちらにも使用できる。
【塩素系漂白剤】
性質:強アルカリ性
用途: 漂白力が強いため、毛や絹、色柄物には使用しない。
しみ抜き
しみ抜きには水溶性のしみ、油性のしみ、
【水溶性のしみ】
しみの元:醤油、コーヒー、茶
しみ抜きの方法:しみがついてから早い段階では、
【油性のしみ】
しみの元:口紅、チョコレート、バター
しみ抜きの方法:ベンジンなどの有機溶剤を含ませた布で叩いた後
【不溶性のしみ】
しみの元:墨汁、泥はね
しみ抜きの方法:墨汁の場合、歯磨き粉をつけてもみ洗う。
【その他】
しみの元:ガム
しみ抜きの方法:氷で冷やしたあと、爪などで剥がす
家計の管理について
家計の管理は、生活を送るために大切な行為です。特に家計の「
家計調査における収入と支出とは
【家計調査における収入】
給与や社会保障給付などの合計額を実収入と呼ぶ。
【家計調査における支出】
非消費支出(税金や社会保険料)と消費支出(食料、住居、高熱・
可処分所得と消費支出の関係
収入は社会保障給付が大部分を占め(89%)、
1ヵ月の実収入は13万6964円で、そのうち可処分所得は12